カタール・ドーハで行われている世界卓球選手権・個人戦は大会6日目がスタート。まずは混合ダブルス準々決勝に松島輝空/張本美和が登場したが、パリ五輪金メダリストペアの王楚欽/孫穎莎に敗れ、メダル獲得はならなかった。
●混合ダブルス準々決勝
王楚欣/孫穎莎(中国) -6、9、9、9 松島輝空/張本美和
松島/張本は1ゲーム目序盤は王楚欣に2本連続サービスエースを奪われるなど、2-5とリードされたが、ここから8本連取で逆転。そのまま11-8で1ゲームを先取する幸先の良いスタート。
2ゲーム目も台上での小さな展開からラリーまで互角の展開となるも、中国ペアが2点リードした展開で試合が進み、松島/張本はなかなか追いつけず。9-10まで食らいついたが、最後は中国ペアが奪ってゲームカウントを1-1に戻した。
3ゲーム目も中国ペアが2点リードを守りながら試合を進めていたが、松島/張本が7-7でようやく追いつき、9-9となるも、10-9の場面で王楚欣/孫穎莎が激しいラリーを制して奪取。松島/張本はゲームカウント1-2と追い込まれた。
中国ペアが勝利に王手をかけて迎えた4ゲーム目も、2・3ゲーム目と同じく、王楚欣/孫穎莎がリードを奪いながら点差が離れずに試合が進み10-6でマッチポイント。松島/張本はここから9-10まで追いげたが、最後は中陣からの王楚欽のフォアドライブを張本が弾いてゲームセット。世界卓球で3連覇を狙う王楚欽/孫穎莎が準決勝進出を決めた。
好プレーも随所に見せたが、勝負どころの1本が奪えず
ともに初の世界卓球個人戦出場となった松島/張本はメダルに届かずベスト8で終戦。内容的には互角で点数も競っていたが、勝負どころで王楚欽/孫穎莎のプレーの精度、ボールの質の高さに跳ね返され、イージーミスでの失点にも泣いた。
競っても負けない、流石の強さを見せた王楚欽/孫穎莎
また、同時に行われていた混合ダブルス準々決勝の林鐘勲/申裕斌(韓国)vs.林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)は林鐘勲/申裕斌に軍配。これによって準決勝の対戦カードは吉村真晴/大藤沙月vs.黄鎮廷/杜凱琹(香港)、林鐘勲/申裕斌vs.王楚欽/孫穎莎となった。
●混合ダブルス準々決勝
林鐘勲/申裕斌(韓国) 9、9、-6、-7、9 林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
フルゲームの熱戦を制してメダルを決めた林鐘勲/申裕斌
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