東京体育館で開催されている東京2025デフリンピック卓球競技。2日目の今日は男女ダブルスが行われ、準々決勝までが終了。女子ダブルスで山田瑞恵/山田萌心のメダル獲得が確定した。
【女子ダブルス】
●2回戦
亀澤理穂/木村亜美 4-0 モナル/ゼア(コロンビア)
山田瑞恵/山田萌心 4-0 ロイ/アントニー(インド)
●準々決勝
シ・セ/ソン・ボーヤオ(中国) 4-0 亀澤理穂/木村亜美
山田瑞恵/山田萌心 4-2 イ・ジユン/モ・ユンジャ(韓国)
第4シードとして臨んだ山田瑞/山田萌はメダルをかけて韓国ペアと対戦。奇数ゲームを落とし、偶数ゲームを奪う展開で2-2となった5ゲーム目、相手にゲームポイントを握られながらも粘って逆転。苦しんだ奇数ゲームをようやく奪うと、6ゲーム目も中盤で逆転して勝負あり。「メダルがかかる試合で最初は緊張したけど、だんだん調子が出てきた」(山田萌)とプレッシャーのかかる一戦を制して日本にとって今大会最初のメダルを確定させた。この後行われる準決勝では亀澤理/木村を破ったシ・セ/ソン・ボーヤオと対戦する。

歓喜の笑顔の山田瑞恵とメダルを決めてもクールな17歳・山田萌心

5ゲーム目を逆転で奪って流れをつかんだ
現・世界ろう者チャンピオンペアの亀澤理/木村は点数では競っていたものの、後半の1点が遠くベスト8で敗戦。ゲームポイントを握りながら逆転で落とした1ゲーム目が痛かった。

終盤の1本が遠かった亀澤理穂/木村亜美

ミックスゾーンで木村は涙
【男子ダブルス】
●1回戦
チャペス/エスポソ(フィリピン) 4-1 亀澤史憲/灘光晋太郎
●2回戦
伊藤優希/川口功人 4-0 ノバク/クロフスキー(ポーランド)
●3回戦
リン・クァン/ニウ・ゼミン(中国) 4-1 伊藤優希/川口功人
2回戦を快勝で突破した伊藤/川口は3回戦で中国ペアと対戦。川口が回り込んでフォアドライブを連発してゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目に10-9でゲームポイントを握るも決めきれず、このゲームを落とす。4ゲーム目も必死に食らいついて先にゲームポイントを握ったが、ここも逆転を許すと、5ゲーム目は引き離されて1-4で敗れた。
川口は昨日の混合ダブルスに続いて中国ペアと好ゲームを演じながら敗戦。男子ダブルスでもあと1本を奪うことができず、試合直後は悔しい表情を見せた。しかし、まだ男子シングルスと団体が残っているだけに「混合ダブルスと男子ダブルスで味わった1本の重さを胸に刻んで頑張りたい」と前を向いた。

積極的な攻めを見せた伊藤優希/川口功人

混合ダブルスに続き、中国ペアに接戦で敗れた川口はこの表情
亀澤史/灘光は1ゲームを先取したが2ゲーム目以降はフィリピンペアの前にペースをつかめず逆転負け。亀澤史は混合ダブルスに続いて初戦敗退と悔しい試合が続くが、明日からの男子シングルスから巻き返してもらいたい。

亀澤史憲/灘光晋太郎は無念の初戦
ツイート