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インタビュー

八面六臂の大活躍。郷土・滋賀の卓球界に尽くす「超実務派」の理事長

●今年で66歳になる堀内だが、その日常は多忙を極める。大会でのスタッフの陣頭指揮から裏方の事務仕事まで一手に引き受け、連日深夜まで事務作業をこなし、週末には県内のあらゆる大会へ足を運ぶ。

6月の前期日本リーグでは、運営の責任者として会場のあらゆる所に顔を出していた堀内(写真右)

 

−堀内さんは現在、滋賀県卓球協会の理事長と事務局長を兼任しているそうですね。

堀内:今年で理事長になって7年目ですね。定年で退職する直前、まだ全国高体連で副理事長も務めていた59歳の時に滋賀県卓球協会の理事長になりました。2年後に事務局長も引き継いで、もう両方やって6年近くになりますが、事務局長を兼任してから忙しくなりました。

−事務局長の仕事の全体像というのがちょっと想像できないですが、どのような仕事がありますか?

堀内:まず、事務局は私の自宅です。これは前任の事務局長の時もそうでした。だから県内の大会申し込みは、すべて私の自宅に届きます。申し込みはファックスとメールと郵送で受け付けていて、今はメールが多いですけど、中学校などはメールを外部に送るのに許可が必要な場合があり、今でもファックスが多い。最新のファックスは着信すると私のスマートフォンにデータとして来るようになっているので、非常に助かります。

もうひとつ、私がやっている大きな仕事はホームページの作成です。今までに彦根市卓球協会と滋賀県高体連卓球専門部のホームページを作ってきて、理事長になってから滋賀県卓球協会のホームページにも力を入れています。

滋賀県卓球協会のホームページは、一番目立つところに各大会の申込状況を掲載していて、自分の申し込みがちゃんと届いているか、どこから申し込みがあったかがすぐわかるようになっている。締め切られたら組み合わせを作って、大会の2〜3日前にはホームページにアップします。大会が始まったら記録を入力しながら、賞状を作って印刷して、記録も全部その日のうちにアップします。

滋賀県卓球協会のホームページ。各大会の申し込み状況が随時アップされていく

自宅の6畳くらいの部屋にパソコンやプリンター、コピーを置いて作業をしていますが、朝起きてご飯を食べたら作業、お昼にご飯を食べてまた作業という感じで、毎日夜の12時過ぎまでやっています。それに県内の大会も私は全部行きます。オープン大会にホープス、レディースにラージボールまで、プログラムや賞状を作りに行って、領収書も作ります。

−聞いているだけで目眩(めまい)がしそうな忙しさですが、今回の日本リーグ(6月21〜25日)でもいろいろなところで堀内さんの姿を見ます。現場での仕事も多そうですね。

堀内:日本リーグは事務局長の小畑(幸生)さんとも何度も打ち合わせをさせてもらいましたし、毎年やっているから道具類は全部用意され、セッティングも決まっている。基本的にはその手伝いで、卓球台や椅子、机を並べたりするのが主な仕事です。それでも普段は事務局に籠もって作業をしているので、前日準備は疲れましたね。普段は100歩も歩かなかったりするのに、2万歩以上歩きましたから。

全日本ラージの場合は、たとえばプログラムも表紙から私が全部決めて、祝辞ももらって、一から全部作りました。日本卓球協会から来る組み合わせもそのままだと見にくいので、チーム名や試合時間もしっかり入れて、プログラム用に作り直します。

 

堀内が全日本ラージボール選手権の競技役員用に作成した運営マニュアル

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