ドイツ・ブンデスリーガはプレーオフ(PO)がスタート。昨日5月20日にはレギュラーシーズン(RS)2位のボルシア・デュッセルドルフと同3位のケーニヒスホーフェンの準決勝第1戦が行われ、上田仁が出場した。
【ドイツ・ブンデスリーガ】
◆準決勝第1戦
〈ケーニヒスホーフェン(RS3位) 3-1 ボルシア・デュッセルドルフ(RS2位)〉
○上田 -10、11、-6、7、6 ボル
○シュテガー -7、10、12、-7、12 シェルベリ
ゼリコ -8、-7、10、-8 チウ・ダン○
○上田 -8、9、8、8 シェルベリ
初のプレーオフに挑んだケーニヒスホーフェンが、ブンデスリーガ最多の33回の優勝を誇る名門を撃破。ボル、チウ・ダン(ともにドイツ)、シェルベリ(スウェーデン)と3人のパリ五輪代表を並べたベストメンバーのボルシア・デュッセルドルフから大きな1勝をあげた。
ケーニヒスホーフェンは1番で上田がボルにフルゲームで勝利して会心のスタートを切ると、2番で43歳のシュテガー(ドイツ)がシェルベリをフルゲームジュースで破る殊勲の星。3番のゼリコ(クロアチア)は敗れたものの、4番で再び上田が魅せる。レギュラーシーズンでも勝利しているシェルベリを競り合いながらも3-1で下して決着。ホームのシェークハンズ・アリーナに詰めかけた約1000名の観客は、歴史的な勝利に大いに沸いた。
ケーニヒスホーフェンのアルベルトGMは試合後「この試合でチームを助けてくれるのは(上田)仁だと思っていた。今日は何度も涙が出そうになりました」とコメント。敗れたボルシア・デュッセルドルフのボルも「今日のケーニヒスホーフェンとファンの応援は勝利に値するものだった。私も小さなクラブで育ったので、(小規模ながら熱狂的な)ケーニヒスホーフェンのホームの高揚感には共感するものがあります」と賞賛を送った。
ボルシア・デュッセルドルフのホームでの準決勝第2戦は5月23日に開催。ケーニヒスホーフェンが勝利すれば決勝進出が決定し、敗れた場合は5月26日に第3戦が行われることとなっている。
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