静岡県・浜松アリーナで開催されていたデンソー前期日本リーグは男女1部の全試合が終了。男子は日鉄物流ブレイザーズが昨年の後期大会に続く優勝を果たした。
【男子1部】
1位:日鉄物流ブレイザーズ(6勝1敗)
2位:協和キリン(5勝2敗)
3位:愛知工業大(4勝3敗)
4位:クローバー歯科カスピッズ(4勝3敗)
5位:シチズン時計(3勝4敗)
6位:日野キングフィッシャーズ(3勝4敗)
7位:リコー(2勝5敗)
8位:明治大(1勝6敗)
昨日の第5戦までを終えて唯一全勝だった日鉄物流ブレイザーズは今日の第6戦でシチズン時計に敗戦。1敗で2位につけていた協和キリンと第7戦で優勝をかけて直接対決となった。
日鉄物流ブレイザーズは1番で髙見がここまで負けなしの協和キリン・宇田を撃破。2番は高木和が宮川に敗れたが、ダブルスで藤村/髙見が渡辺/宇田を破って大きな1勝。4番の定松が渡辺に競り負けたものの、5番で藤村が松平をフルゲームで下して2連覇を決めた。
「以前は勝ちたい気持ちが空回りしてしまうこともあったが、今はどっしり構えて戦うことができている」と日鉄物流ブレイザーズ・杉井監督。2022年後期大会での初優勝からこの2年で3度目の優勝と、チームとして黄金期を迎えつつある。
◆日鉄物流ブレイザーズ・杉井孝至監督コメント
創部以来、前期大会での優勝は初めて。選手に向けて話をする時、涙が出てきました。(シチズン時計に敗れて)今までは「優勝したい」という気持ちが強すぎて空回りした部分があったんですけど、今は経験というか安心感、1敗しても次勝てば優勝できるという思いで戦うことができた。オーダー的にも五分五分の組み合わせになったので、前半で髙見が宇田くんに勝てればチャンスはある、後半に回せば勝負できると思っていた。どっしり構えて戦うことができました。髙見は対応能力がすごい高い。全日学でも宇田くんに勝っているし、自信もあったと思う。
今年はまだ優勝できていない全日本団体で日本一になりたい。全日本実業団2連覇、後期大会3連覇を目指して、ファイナル4でも4年ぶりの日本一を目指してやっていきたい。
協和キリンはここまで単複負けなしだった宇田が日鉄物流戦で痛恨の2失点。ラストに出場した松平も苦手の藤村を相手にフルゲームまで食らいついたが、最後はわずかに届かなかった。愛知工業大は最終戦で明治大に敗れたものの協和キリンを3-2で破るなど4勝をあげて3位に浮上した。
ツイート