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WTTチャンピオンズ重慶は1回戦が終了。張本智和ら日本男女5選手が2回戦へ

5月30日より中国・重慶で開催中のWTTチャンピオンズ重慶。大会2日目の昨日(31日)、男女シングルス1回戦の全試合が終了し、男女ともにベスト16が出そろった。

日本男子では、松島輝空(木下グループ)、張本智和(智和企画)が初戦を突破。松島はリンド(デンマーク)との左腕対決にゲームカウント3-1で勝利。張本は、前回の対戦で敗れているというO.アサール(エジプト)と対戦。O.アサールの中・後陣からの粘りに苦しみながらも、最終ゲームは出足からフォアへのコース転換でペースを握って勝利。「自分を信じて戦えたのが勝因」と試合後に語った。

初戦を突破した松島。リンドのバックを積極的に突いて得点を重ねた

苦戦を乗り越え、2回戦進出の張本(智)

一方、戸上隼輔(井村屋グループ)はオフチャロフ(ドイツ)にストレートで敗戦。与えられるランキングポイントの比較的高いチャンピオンズでの上位進出を目指したが、レシーブにやや迷いがあり、相手ペースの試合展開が続き、初戦突破とはならなかった。

後半2ゲームは9−11で落とすなど、勝負どころでの1点が遠かった

サービスエースを連発したオフチャロフ。バックカウンターも冴えた

 

日本女子は、30日に行なわれた1回戦で張本美和(木下グループ)が鄭怡静(チャイニーズタイペイ)との激しい打撃戦を制し、2回戦進出1番乗り。1ゲーム目を奪われる苦しい立ち上がりとなったが、後半は勝負どころで持ち前のラリー力を見せ、3ゲーム連取で接戦を制した。

修正能力の高さを示した張本(美)。接戦を制して安堵の表情を見せた

また、昨日行われた1回戦では平野美宇(木下グループ)がメシュレフ(エジプト)に、早田ひな(日本生命)はB.タカハシ(ブラジル)に競り合いながらもゲームを落とさず完勝。本日行われる2回戦へ駒を進めた。

「コースを意識して戦った」という平野

要所を押さえ、ストレートで勝利を収めた早田

一方、伊藤美誠(スターツ)は王曼昱(中国)に敗れて初戦敗退。1ゲーム目は6-3、2ゲーム目も5-2とリードを奪い、チャンスもあったが、王曼昱(中国)のパワーあるドライブに最後まで苦しみ、ストレートで敗戦となった。

バックで変化をつけて得点を重ねた伊藤だが、リードを生かせず

伊藤の嫌らしさのあるボールにも回転量の豊富なドライブでしっかり対応した王曼昱

なお、本日行われる2回戦の対戦は下記のとおり

12:35〜 張本智和(智和企画)vs. 林昀儒(チャイニーズタイペイ)

15:30〜 張本美和(木下グループ)vs. A.ディアス(プエルトリコ)

20:05〜 松島輝空(木下グループ)vs. 王楚欽(中国)

20:40〜 平野美宇(木下グループ)vs. 王曼昱(中国)

23:00〜 早田ひな(日本生命)vs. リリー・チャン(アメリカ)

写真提供:WTT

 

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