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WTTチャンピオンズ フランクフルトは1回戦が終了。日本女子は出場全選手が初戦突破、男子は松島輝空が2回戦へ

11月3〜10日にかけて、ドイツ・フランクフルトで開催中のWTTチャンピオンズ フランクフルト。昨日(5日)、男女シングルス1回戦の全試合が終了した。

まず、日本男子では、張本智和(智和企画)がアルナ(ナイジェリア)に2-0リードから逆転を許し、惜敗。威力と粘り強さのあるフォアハンドと、バックプッシュに手を焼き、ゲームを重ねるごとに調子を上げるアルナの勢いを止めらず、惜しくも初戦敗退となった。

初戦で敗れた張本智和(右)。敗戦を糧に、今後の活躍に期待したい

戸上隼輔(井村屋グループ)は王楚欽(中国)にストレートで敗戦。1ゲーム目には前半でリードを奪い、10-9とゲームポイントを握ったが取り切れず。しかし、3ゲーム目には台から距離を取っての好ラリーを連発し、ジュースに持ち込むなど、王楚欽に最後まで食らいついた。

敗れたものの、善戦した戸上

松島輝空(木下グループ)は、高承睿(チャイニーズタイペイ)に勝利し、日本男子勢唯一の2回戦進出。一撃必殺の豪快なフォアドライブで得点を重ね、3ゲーム目は落としたものの、4ゲーム目は勝負どころとなったラリーをことごとく制して勝利を決めた。

重量級のフォアドライブで得点を重ねた松島

日本女子は出場4選手全員が2回戦に駒を進めた。3日に行われた1回戦には伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(木下グループ)が登場。それぞれ、B.タカハシ(ブラジル)、リリー・チャン(アメリカ)に3-0で完勝した。

会心のプレーを見せた平野

伊藤も取りこぼしなく2回戦へ

4日には大藤沙月(ミキハウス)、張本美和(木下グループ)が登場し、大藤はユエン・ジアナン(フランス)に苦心の勝利。ユエン・ジアナンの鋭いコースを突いた強打に苦戦し、2-0リードから2-2に追いつかれるも、最終ゲームはラリーで粘りを見せて11-3で試合をものにした。

初戦に辛勝した大藤。最終ゲームはユエン・ジアナンの強打を何本も凌いで見せた

張本(美)が地元ドイツ出身のミッテルハムに各ゲーム競り合いながらも、勝負どころを押さえてストレートでの勝利を収めた。

安定した強さを見せた張本美和。次戦は平野との同士打ちとなる

なお、日本選手の2回戦の対戦は下記のとおり

●男女シングルス2回戦(※すべて日本時間)

22:40〜 平野美宇 vs. 張本美和

26:30〜 大藤沙月 vs. パヴァデ(フランス)

(時間未定)松島輝空 vs. ヨルジッチ(スロベニア)

(時間未定)伊藤美誠 vs. 銭天一(中国)

写真提供:WTT

 

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