11月3日より、ドイツ・フランクフルトで開催中のWTTチャンピオンズ フランクフルト。9日、男女シングルス準決勝が行われ、日本勢で唯一勝ち残っていた張本美和(木下グループ)が、アジア選手権の女子団体決勝1番で勝利していた王芸迪(中国)に2-4でリベンジを許し、ベスト4で大会を終えた。
●女子シングルス準決勝の記録
王芸迪(中国) 5、-8、6、-7、9、7 張本美和(木下グループ)
王曼昱(中国) -7、4、9、2、5 陳幸同(中国)
勝敗どころとなったのはゲームカウント2-2で迎えた5ゲーム目。張本は6-10からラリーで食らいつき、9-10に追い上げたが、王芸迪に回転量と威力のあるドライブをフォアサイドへ2度厳しく突かれて9-11で落とすと、6ゲーム目も1-4から6-6に追いつく粘りを見せたが、7-11で惜敗。
的確なコース取りで両サイドを厳しく突いて王芸迪を揺さぶるなどの好プレーも随所で光ったが、王芸迪の積極的な攻撃に押される展開が多く、2大会連続の決勝進出はならなかった。
もう一方の準決勝では、準々決勝で銭天一(中国)との同士討ちに完勝した王曼昱(中国)が、WTTチャンピオンズモンペリエを制した大藤沙月(ミキハウス)を退けた陳幸同(中国)に4-1で勝利し、決勝に進出。今夜行われる女子決勝は、王芸迪と王曼昱の中国対決となる。
●男子シングルス準決勝の記録
シェルベリ(スウェーデン) -6、8、8、5、-7、5 モーレゴード(スウェーデン)
林詩棟(中国) 9、11、2、8 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
また男子シングルス準決勝では、2回戦で王楚欽(中国)を撃破したシェルベリ(スウェーデン)が好調ぶりを見せ、F.ルブラン(フランス)に勝利して勝ち上がったモーレゴード(スウェーデン)との同士討ちに4-2で勝利し、決勝へ進んだ。
また、もう一方では、準々決勝で松島輝空(木下グループ)を3-1で退けた林詩棟(中国)が、カルデラノ(ブラジル)との激戦を制した勝ち上がった林昀儒(チャイニーズタイペイ)を4-0で完封。今夜行われる男子シングルス決勝は、シェルベリと林詩棟が激突する。
写真提供:WTT
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