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「卓球のラバーが高すぎ!」の状況でラバー選びを失敗したくない。ブラインド試打の恐るべき結果!?

 

今や定価7000円のラバーと言っても驚かなくなった。
1997年に発売された『ブライス』(バタフライ)は定価5000円で発売され、それまで3000円台で発売されていた『スレイバー』(バタフライ)、『マークV』(ヤサカ)のはるか上を行く価格だった。
その後、ドイツラバーも含め5000円が基準となり、2008年には『テナジー』(バタフライ)が6000円で発売されたが、2015年に『テナジー』のオープン価格が実施され、8000円前後に価格が上がった。2018年には『ディグニクス』(バタフライ)が販売価格9500円前後で発売。これは割引可能な他のメーカーの商品であれば定価10000~11500円に匹敵する。
また、現在、ロシアのウクライナ侵攻の影響で、輸送コスト、エネルギーコスト(電気・ガス代など)、材料費(ゴムや木材、紙代など)も高騰しているために、次のメーカーカタログを待たずに、卓球メーカーが商品の値上げをするのは時間の問題と言われている。

そういう中で、20数年前まで3000円台だったラバーは2倍近く価格が上がっている。誰もが、「ラバーを簡単に替えられない。新しくほかのラバーに替える時に失敗したくない」と思うのは当然だろう。
新たにラバーを替える人が「ラバー選び」に参考するのは、ネット上の口コミであったり、卓球仲間からの情報だろう。もしくは、卓球メーカーのブランドイメージで「このメーカーの用具なら大丈夫」という思い込みかもしれない。

5月17日に全国書店、卓球ショップで発売される「別冊卓球グッズ2022」では「ブラインド試打」を行った。ラバーのメーカー名、商品名の部分を切り取り、ラケットに貼る。さらに最近は各メーカーがスポンジの色を変えているので、スポンジは黒マジックで塗りつぶす。この状態で試打をするのが「ブラインド試打」。今までも何度かやってきたが、今回は単にラバーの性能を評価するのではなく、「値付け」をしてもらった。
「あなたならこのラバーをいくらで買いますか?」という問いへの答えである。ふだん定価7000円のラバーを使用している選手は、これを1〜2割の割引をしてもらい、購入しているはずだ。そうなると5600円とか6000円になるので、これが基準となり、ブラインド試打をしたラバーに「値付け」が始まる。

★別冊『卓球グッズ2022』詳細はこちら