フランス卓球協会(FFTT)は、2027年世界卓球選手権大会のモンペリエでの開催に正式に立候補し、「未来へのビジョン」をテーマとしたプロジェクトを提示した。フランスでの開催が決まれば、1934・1977・2003・2013年のパリ開催に続き5回目の開催となる。また、2027年はフランス卓球協会100周年の記念すべき年と重なることもあり、フランスにとって特別な意味を持つ開催となる。
モンペリエはフランス南部に位置し、2024年にはWTTチャンピオンズが開催された都市で、競技場、ホテル、空港など主要な会場間のスムーズなアクセスも見込まれている。
フランス卓球協会のプロジェクトの内容は大会開催そのものだけでなく、大会使用後の卓球台や用具などの寄付、市民が手軽に始められるような屋外卓球場の整備、生涯スポーツとしての卓球の青少年たちへの普及活動なども含まれており、フランスとヨーロッパを巡る「Ping Tour」を行い、新たな観客の獲得も目指すという。
招致活動のアンバサダーは1993年世界チャンピオンのジャン=フィリップ・ガシアン。世界選手権開催でフランス卓球協会100周年のお祝いに花を添えることができるか。2027年世界選手権の開催地は、5月27日のAGM(年次総会)で決定される。
※写真は2024年10月に行われたWTTチャンピオンズの会場・シュッド・ド・フランスアリーナ(photo:WTT)
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