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【PICK UP】ラリーエース『アークキャスター CNF』/リニューアルで再来。より現代化した楓×CNFの名機

<卓球王国2025年7月号より>

リニューアルで再来。
より現代化した「楓×CNF」の名機

 木材を知り尽くした自社工場の家具職人が手掛けるラケットで、卓球界に新風を吹かせている新進気鋭のブランド・ラリーエース。今春からラインナップの抜本的なリニューアルに取り組み、ほぼすべてのアイテムのカテゴライズやデザイン、スペックなどを一新した。

 その中から、今回紹介するのは『アークキャスター CNF』。楓(メイプル)材を上板に採用した新たな『アークキャスター』シリーズ5アイテムの中で、ハイエンドモデルとなる。

 アウターポジションに植物由来の特殊素材・CNF(セルロースナノファイバー)を仕込んである点は、過去に本誌に登場した旧作の『アークキャスター』と同様だが、そこから着実な進化を遂げている1本だ。

 まず、『アークキャスター CNF』は、旧作よりブレードの面積が大きくなった。これはラリーエースの攻撃用ラケットすべてにおいて統一された新規格で、近年のトレンドでもある158㎜×152㎜の「ちょいデカ」サイズ。これにより、スイートスポットの拡大と打球の安定性向上が図られている。

 次に、板厚が5.7㎜から5.4㎜へと薄くなった。単にブレードサイズを大きくしたのでは重量が上がってしまうが、板厚を薄くすることで『アークキャスター CNF』は旧作から逆に平均重量が5g軽くなっている。これにより前陣でのハンドリングも楽々となり、高速化する現代卓球にますますマッチしたラケットとなった。

 そして、グリップの形状もマイナーチェンジ。初めて握った瞬間から手に馴染むその心地良さからは、木材を愛する職人の経験と技術、真心が感じられ、いつまでも触っていたくなる。

 攻撃面では、硬質で弾きの強い楓材が直線的にボールを打ち出しながらも、しなやかで球持ちの良いCNFが回転を作り、相手コート深くへの確実な着弾を実現する。守備面では、面積が大きく、板厚が薄くなったブレードが安心感を与えてくれる。

 より死角のなくなった新生『アークキャスター CNF』。あなたの新しい相棒に、1本いかがだろうか。

旧作より板厚はさらに薄くなり、5.4㎜に。表面材の楓の木目の美しさは工芸品レベル

ラリーエース
アークキャスター CNF

●攻撃用ラケット ●¥26,400(税込)
●木材5枚+CNF2枚  ●グリップ:FL・ST
※ANとCP(中国式ペン)は受注生産
●重量:85g± ●板厚:5.4㎜
●センターフィールド㈱
https://www.center-field.co.jp/

※製品に関するお問い合わせはHPの専用フォームへ

photo >> Yoshinori Eto
text >> Yuki Ogawa

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