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【PICK UP】アンドロ『NUZN50』/ データのパワーを体感せよ。 絶妙硬度の「実戦的」な本格派

<卓球王国2025年6月号より>

データのパワーを体感せよ。
絶妙硬度の「実戦的」な本格派

 

 昨年(2024年)の夏、アンドロにおけるハイエンドラバーとして日本に上陸した『NUZN(ニューゾーン)』。先にリリースされたスポンジ硬度55度の『NUZN 55』に続き、50度のスポンジを搭載した『NUZN 50』がこの春に発売となった。

 『NUZN』シリーズ開発にあたり、大きな役割を果たしたのが「スピンサイト(SPINSITE)」と呼ばれる分析ツール。これは打球のスピードや回転量を測定し、数字で可視化できるようにしたもので、すでに世界トップランカーたちも練習に活用。『NUZN』はトップ選手の試打による感覚的なフィードバックに加え、「スピンサイト」で計測した「数字」というデータをもとに開発された、新時代のラバーと呼べる一枚だ。

 性能としては世界トップを満足させるスピンとスピード、相手のボールに打ち負けない強さを追求した、王道の本格派。従来の同タイプラバーに比べて、トップシートの耐久性も格段に向上している。

 そんな『NUZN』だが、ゴーズィ(フランス)、高承睿(チャイニーズタイペイ)らも使用する『55』は、一般層には硬すぎな感が否(いな)めなかった。そうした中での『50』の登場。50度というスポンジ硬度も硬めではあるが、『55』に比べて格段に操作性が高く、一般層にもマッチしやすい。数字ほどの硬さも感じにくい絶妙な硬度となっている。

 威力の最大値においては『55』が勝るものの、『50』の魅力は総合的なバランスの高さ。強打だけでなく、つなぎや小技、守備も求められる試合を想定すれば、一般層にとっては『50』のほうが「実戦的」なラバーと言える。最大厚のMAXではなく、2.0㎜のスポンジでも十分にそのポテンシャルを感じられるだろう。

 パッケージ内部に記されているのは「ALL SCIENCE, NO FICTION」という言葉。「数字はウソをつかない」をモットーとするリアリストな一枚が、プレーヤーをより高いレベルへ誘(いざな)う。

トップシートは『NUZN55』と同じ。厚みのあるトップレイヤーと低い粒で高い回転性能を発揮

アンドロ
NUZN 50

●スピン系テンション裏ソフト
●¥11,000(税込) ●厚さ:MAX・2.0㎜
●カラー:レッド・ブラック
●㈱andro Japan・03・5904・9114
https://www.andro.de/ja

 

photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano

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