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【PICK UP】ドニック『張継科オリジナルカーボン』/張継科伝説、再び? 弾んでつかむブレードが、粘着系ラバーを完璧に生かす!

<卓球王国2025年9月号より>

張継科伝説、再び?
弾んでつかむブレードが、
粘着系ラバーを 完璧に生かす!

 

2012年ロンドン五輪金メダリスト、11・13年世界選手権2連覇。強烈なチキータと、勝負所で見せるオールフォアのフットワークで観客を熱狂させた張継科(中国)。現在、中国では積極的にSNSに登場し、「インフルエンサー」としても活躍している。

張継科は昨年末、ドニックと電撃的に契約。そしてこの夏、ドニックと共同開発した『張継科オリジナルカーボン』が発売される。ラケットのベースになっているのは、弾みと操作性を両立する「アラミドカーボン」をアウターに搭載した『オリジナル トゥルーカーボン』。板厚を5・5㎜から6・0㎜まで厚くし、特殊素材もより反発力の強い「硬化アラミドカーボン」に変更して弾みを高めながら、上板をわずかに0・2㎜厚くすることで球持ちの良さが向上した。

「『粘着性ラバーユーザーは、すべてこのラケットにすべきだ』。そう感じるほど粘着性ラバーと相性が良いラケットです」。力強くそう言い切るのはドニックジャパンの岡田崚さんだ。

「粘着性ラバーの弱みである『打球感の硬さ』と『弾みの悪さ』、このふたつを完全に補完できます。台上技術は上板の厚さによるソフトな打球感でコントロールし、中・後陣では特殊素材の弾みの良さで深い位置に安定した弧線を描くことができます」(岡田さん)

実際にドニックの粘着テンション『ブルースター A1』を貼って試打してみると、対下回転のドライブや中陣での引き合いを一発で持っていけそうな破壊力はさすが。一方で、岡田さんの言うように台上のストップやツッツキが非常にやりやすい。尖った性能の粘着性ラバーの角を取り、回転性能をフルに生かす王道のアウターラケットだ。

型破りなパフォーマンスで知られながら、卓球に対しては常に真摯であり続けた男・張継科。「伝説の王者」のこだわりが詰まった、粘着系ラバーユーザーならぜひ試したくなる一本だ。

しっかり握れて、正確に両ハンドが振れる太めのグリップはまさに「張継科好み」だ

 

上板のすぐ下に反発力の強い硬化アラミドカーボンを配置しながら、上板を0.2㎜厚くしてコントロールも向上

ドニック
張継科オリジナルカーボン

●攻撃用ラケット  ●¥29,700(税込)
●木材5枚+硬化アラミドカーボン2枚
●FL・ST・中国式ペン  ●板厚:6.0㎜
●イルマソフト㈱ スポーツトレーディング事業部:04・2936・4441
https://www.donic.jp/

photo >> Yoshinori Eto
text >> Taro Yanagisawa

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