東京体育館で開催されている東京2025デフリンピック卓球競技は4日目.。今日は男女シングルスの決勝トーナメントが行われており、決勝までが行われる。日本女子は山田瑞恵と山田萌心が準々決勝に進んだが、ともに2-4で敗れて女子ダブルスに続くメダル獲得はならなかった。
【女子シングルス】
●1回戦
山田瑞恵 4-0 カフラマン(トルコ)
山田萌心 4-0 エア(トルコ)
木村亜美 4-2 バイラク(ウクライナ)
亀澤理穂 4-0 ミヘイエワ(カザフスタン)
●2回戦
山田瑞恵 4-2 ロイ(インド)
山田萌心 4-2 チクノワ(NDA ※中立選手)
ディシュケヴィツ(ポーランド) 4-0 木村亜美
バドニク(ウクライナ) 4-1 亀澤理穂
●準々決勝
ザビノフスカ(ウクライナ) -7、7、3、-9、2、9 山田瑞恵
スン・ボーヤオ(中国) -4、6、4、8、-13、7 山田萌心
山田瑞は2回戦でロイにゲームカウント0-2から逆転勝利。第1シードのザビノフスカとの準々決勝でも1ゲームを先取し、ゲームカウント2-2まで持ち込む接戦に。ゲームカウント2-3となった6ゲーム目も終盤までリードを保っていたが、最後はザビノフスカが底力を見せて逆転勝利をあげた。

ザビノフスカと接戦を展開したが、最後に逆転を許した山田瑞恵
予選リーグで亀澤を下したチクノワに2回戦で勝利して準々決勝に進んだ山田萌は、女子ダブルス準決勝で敗れたスン・ボーヤオと対戦。1ゲーム目を4点で奪ったが、スン・ボーヤオもきっちり修正し、3ゲームを連取。
スン・ボーヤオの精度の高いプレーの前になかなか得点の糸口を見出せなかった山田萌も、5ゲーム目終盤にじわじわ追い上げると、マッチポイントをしのいでこのゲームを取り返す。5ゲーム目の勢いを6ゲーム目につなげたいところだったが、序盤でリードされるとそのまま逃げ切られてベスト8で敗退となった。

マッチポイントをしのいで6ゲーム目に持ち込んだ山田萌心だったが、中国撃破はならず
1回戦でカットのバイラクとの熱戦を制した木村はディシュケヴィツとの2回戦も3ゲームがジュースと競り合ったが、あと1本が遠くストレートで敗戦。予選リーグ2位通過からメダルを狙った亀澤はバドニクとのラリー戦に打ち負け、2回戦で姿を消した。

バイラクとの攻防を接戦で制した木村

亀澤はバドニクとのラリー戦に敗れた
残る種目は23・24日に行われる女子団体のみ。山田瑞/山田萌の女子ダブルス銅メダルに続くメダルをなんとか手にして大会を終えてほしい。

ここまでメダルのない亀澤、団体ではチームを表彰台へ導く活躍に期待
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