基本に忠実とは、まさにこのこと。篠塚大登のフォアドライブの連続写真を眺めていて、その教科書的なフォアドライブのスイングに思わず唸った。
最新号の卓球王国2023年3月号(1月20日発売)に掲載される、篠塚大登の技術特集『上回転を制す』。新進気鋭のサウスポーのテクニックのどこに注目するか、技術撮影の前に考えて浮かんできたキーワードが「対上回転」だった。
「相手に打たれても怖いと感じることはあまりない」と自ら語るように、前陣での正確なブロック・カウンターには定評がある篠塚。決して大柄な体躯ではないが、台から下がってもヨーロッパのトップ選手と互角以上に打ち合うことができる。
ドライブというと、どうしてもネットミスが出やすい「対下回転」が注目されがちだが、相手の威力あるパワードライブ、強烈な回転のループドライブを正確に打ち返すテクニックの真髄はどこにあるか。ぜひ彼に聞いてみたかった。
今までの常識を覆すような、対ループドライブのカウンターやフォアドライブの引き合いで得点するポイント、さらに「ボールをつかむ」感覚を養う練習法など、ドライブマンなら見逃せないページになっている。今回の対上回転のフォアハンド、次回の対上回転のバックハンド、そしてサービス・レシーブからの展開と全3回で紹介していくので、ご期待ください!
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