9月19日から埼玉・サイデン化学アリーナさいたまで、第74回全日本実業団卓球選手権大会が開催中だ。
今大会は北は北海道から南は鹿児島まで、男子131チーム、女子33チームが出場。第1ステージ(リーグ戦)はシングルス・ダブルスとも3ゲームズマッチで、第2ステージ(トーナメント)に入ってからシングルスが5ゲームズマッチとなる。
第1ステージの場合、1・2・3番(ダブルス)とも2-0で試合が終わると、団体1試合が40分ほどで終わってしまうこともある。ようやく出場した全国大会、選手の気持ちを考えればすべて5ゲームズマッチで試合を行いたいところだが、スタッフや審判員の確保など、運営面の問題を考えれば致し方ない部分もある。近年は主管協会の負担を軽減するため、全日本ホープス・カブ・バンビなどでも3ゲームズマッチ(第1ステージのみ)が取り入れられている。
さて、男子は大会2日目の9月20日に第1ステージが終了。フロアで目を引いた全国のチームをピックアップしてみよう。
北の大地から参戦、北海道警察チーム。メンバーの勤務地が離れており、全体練習は大会前の1回のみ。期間中に選挙や要人の訪問が重なることもなく、無事に大会に参加。試合中は全力で卓球を楽しみました!
ウェアの左胸には、北海道警察のキャラクター『ホクトくん』が!
北海道警察チームの五十嵐直文選手。「守る」というイメージにピッタリでした
山形県から出場の中山町役場。東村山郡にある中山町は、今では山形グルメの定番である「芋煮」発祥の地。芋煮が生まれた当初の、棒ダラを使ったレシピを推しているとのこと
中山町役場の佐藤慎悦・監督兼選手。「前回はみんなガチガチでしたけど、少し全国大会の雰囲気にも慣れて伸び伸びやれたかなと思います」。来年はまず1勝を目指します!
第1ステージで見事1勝を挙げた栃木ニコンプレシジョン(栃木)。特注デザインのウェアがカッコいい。お馴染み、ニコンの黄色いロゴが良いアクセント
ウェアのコンセプトは「カメラと光」。栃木県出身で、今もマスターズなどでプレーする藤沼重人さん(元五輪代表・藤沼亜衣さんのお兄さん)がデザイン
第1ステージで大阪ガス(大阪)との大熱闘を制し、第2ステージ進出を果たした茨城県庁。大会2日目、屈指の好ゲームだった
前陣を死守し、大阪ガス戦ラストで勝利した寺門直輝選手
茨城県庁のベンチはとにかく熱い。一体感のある応援が最高でした