●男子シングルス2回戦
張本智和 11、3、−9、6、−9、3 タッカル(インド)
吉村真晴 5、6、5、8 ガルドス(オーストリア)
ゲラシメンコ(カザフスタン) −4、5、−12、8、11、8 篠塚大登(日本)
男子シングルス2回戦、日本勢は張本智和と吉村真晴が3回戦進出!
インドのタッカルと対戦した張本は、タッカルにネットインが続いたり、タイミングの取りづらいボールに手こずる。タッカルが前陣につき、張本が中陣で両ハンドを振っていくという展開。3、5ゲーム目を落とし、調子に乗り切れない張本。しかし、粘り強いタッカルを最後は攻め切り、6ゲーム目、7本連続で得点し、勝負を決めた。これで張本は3回戦で戸上との日本選手対決となった。2人の試合は壮絶な戦いとなるだろう。
粘り強いタッカルの守りを、最後は打ち抜いた張本
「パワーは小さいけど、ミスも少ない相手だった。バックを待たれていたので、フォアを狙ったりして、最後のゲームは相手よりも一球でも多く返すように入りました。(3回戦は戸上選手ですが)相手が日本選手でも何も変わらないし、明日の試合も想像はつかないし、毎試合やり方は変わるものですから」(張本の試合後のコメント)
まさにボールに「食らいつく」。タッカルはバック対バックでも張本と好ラリーを演じた
吉村真晴は「老雄」ガルドスにストレート勝ち。31歳の吉村に対し、ガルドスは46歳と15歳年上。かつてはハンガリー代表として、1997年の世界選手権マンチェスター大会からキャリアを積み重ねている選手だが、吉村のサービスからの快速両ハンドにノックアウトされた。
切れ味鋭い両ハンドでガルドスを下した吉村
46歳の大ベテラン、ガルドスは健在ぶりを見せるも、吉村には及ばず
一方、篠塚大登はブンデスリーガで活躍するゲラシメンコに2−4で敗れた。ゲームカウント2ー1と先行するも、その後はゲームを取り切れず。「競り合いの中でちょっと迷いが出てしまって、リードした時に自分から攻めるプレーができなかった。相手が台から下がった時に、自分も下がってしまってラリー戦に持ち込まれてしまった。そこで1歩、2歩と前に出られていたら違ったと思う。日本に帰ってから練習しなければいけない部分」と試合後に語った。
薛飛を破って勝ち上がった篠塚だが、ゲラシメンコにあと一歩
中陣でのラリー戦の強さでは、世界でもトップクラスのゲラシメンコ
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