去る10月14〜19日に中国・北京で開催されたITTFアジアパラ選手権。クラス11では、(一社)日本知的障がい者卓球連盟派遣の日本選手が活躍を見せた。
女子シングルスでは、馬渡伊吹が優勝。9月に東京で行われた「ITTFワールドパラフューチャー東京 2025」で国際大会初出場初優勝を果たした馬渡は、今大会が海外での国際大会初挑戦ながら、予選リーグ初戦では敗れた香港のWONG Ting Ting(世界ランキング5位)に決勝で快勝。見事な優勝を飾るとともに、2026年にタイで行われる世界パラ卓球選手権の出場権を獲得した。
男子シングルスでは、竹守彪が準優勝。決勝では世界ランキング1位のCHEN Po Yen(チャイニーズタイペイ)に敗れたものの、準決勝で日本選手の多くが苦手とする韓国のKIM Gi Tae(世界ランキング2位)を破る健闘を見せた。
結果は以下の通り。
【男子シングルス】 予選リーグ → 決勝トーナメント
竹守 彪 準優勝
予選L 3(9,7,9)0 ABDULLAH Mohd Hzlin(マレーシア)
3(3,5,3)0 LEUNG Chung Yan(香港)
準々決勝 3(9,8,12)0 KIM Chang Gi(韓国)
準決勝 3(8,-7,9,6)1 KIM Gi Tae(韓国)
決勝 0(-4,-4,-3)3 CHEN Po Yen(台湾)

男子シングルスで準優勝の竹守彪(撮影:小中村政一)
原 一 第3位
予選L 3(-9,5,4,4)1 YUEN King Shing(香港)
3(7,7,7)0 KIM Chang Gi(韓国)
準々決勝 3(10,4,5)0 AHMAD JENNAH Jennahtul Fahmi(マレーシア)
準決勝 1(8,-9,-3,-6)3 CHEN Po Yen(台湾)
浅野 俊 予選リーグ敗退
予選L 0(-9,-7,-11)3 KIM Gi Tae(韓国)
2(9,-9,-4,5,-5)3 AHMAD JENNAH Jennahtul Fahmi(マレーシア)
【女子シングルス】 予選リーグ → 決勝トーナメント
馬渡 伊吹 優勝/世界パラ卓球選手権大会2026(タイ)出場権を獲得
予選L 0(-5,-4,-6)3 WONG Ting Ting(香港)
3(9,6,4)0 HAN Gyuri(韓国)
3(スコア不明)0 LI Jing Shiuan(台湾)
準々決勝 3(3,6,-7,6)1 WONG Pui Kei(香港)
準決勝 3(-12,6,9,7)1 山口 美也
決勝 3(5,9,13)0 WONG Ting Ting(香港)

女子シングルス優勝の馬渡伊吹(撮影:小中村政一)
山口 美也 第3位
予選L 3(-6,5,5,4)1 WONG Ka Man(香港)
3(7,3,5)0 LI Lydia Yi-Ya(台湾)
準々決勝 bye
準決勝 1(12,-6,-9,-7)3 馬渡 伊吹WONG Pui Kei(香港)
古川 佳奈美 第3位
予選L 3(4,9,3)0 SEO Yanghee(韓国)
3(-5,6,6,-12,7)2 WONG Pui Kei(香港)
準々決勝 bye
準決勝 2(9,9,-12,-7,-5)3 WONG Ting Ting(香港)
【男子ダブルス】 総当たりリーグ
竹守 彪・浅野 俊 第4位
1(5,-9,-8,-9)3 ABDULLAH Mohd Hzlin
・AHMAD JENNAH Jennahtul Fahmi(マレーシア)
3(7,7,5)0 KIM Gi Tae・KIM Chang Gi(韓国)
1(-9,3,-6,-9)3 WAN Wai Lok・YUEN King Shing(香港)
【混合ダブルス】 予選リーグ → 決勝トーナメント
浅野 俊・古川 佳奈美 準優勝
予選L 1(-9,-8,9,-8)3 WAN Wai Lok・WONG Pui Kei(香港)
3(8,5,6)0 KIM Gi Tae・SEO Yanghee(韓国)
準決勝 3(-12,6,5,8)1 YUEN King Shing・WONG Ting Ting(香港)
決勝 0(-9,-5,-9)3 CHEN Po Yen・LI Lydia Yi-Ya(台湾)
※女子ダブルスは不参加。

前列左から馬渡伊吹、山口美也、古川佳奈美。後列左から原一、竹守彪、浅野俊の各選手
記録・集合写真提供:(一社)日本知的障がい者卓球連盟
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