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欧州リポート

ドイツ・ブンデスリーガPOは決勝進出チームが決定。ケーニヒスホーフェンは敗退も上田仁が現役ラストゲームで2勝

 ドイツ・ブンデスリーガはプレーオフ(PO)準決勝第2戦が行われ、決勝に進出する2チームが決定。日本選手では上田仁と戸上隼輔が出場した。

 

【ドイツ・ブンデスリーガ】
●プレーオフ準決勝第2戦
※RS=レギュラーシーズン

〈ボルシア・デュッセルドルフ(RS1位) 3-2 ケーニヒスホーフェン(RS4位)〉

○チウ・ダン 3-0 シュテガー

 シェルベリ 1-3 上田○

○ボル 3-2 ゼリコ

 チウ・ダン 1-3 上田○

○ボル/シェルベリ 3-0 アレグロ/シュテガー

→ボルシア・デュッセルドルフが2勝0敗で決勝進出

 

〈オクセンハウゼン(RS2位) 3-0 ザールブリュッケン(RS3位)〉

○戸上 3-2 ヨルジッチ

○カルデラノ 3-1 フランチスカ

○ゴーズィ 3-0 E.イオネスク

→オクセンハウゼンが2勝0敗で決勝へ進出

 

 準決勝第1戦ではボルシア・デュッセルドルフとオクセンハウゼンが勝利して迎えた第2戦。ボルシア・デュッセルドルフは上田に2点を奪われたが、今季限りで引退となるボル(ドイツ)が単複2勝をあげて3-2で勝利。2勝0敗で5シーズン連続の決勝進出を決めた。

 レギュラーシーズン最終戦までもつれた末に2シーズン連続のプレーオフ進出を果たしたケーニヒスホーフェンは無念の準決勝敗退。今季限りで引退の上田にとっては現役ラストゲームとなったが、第1戦で敗れていたシェルベリ(スウェーデン)とチウ・ダン(ドイツ)を破って2勝。決勝進出はならなかったが、見事な活躍を見せた。

 オクセンハウゼンvs.ザールブリュッケンは第1戦に続いてオクセンハウゼンが3-0で勝利して決勝へ。戸上は第1戦で勝利したヨルジッチ(スロベニア)に第2戦でも勝利して勝利に貢献。オクセンハウゼンは5シーズンぶりの決勝進出となった。

 これにより、ボルシア・デュッセルドルフとオクセンハウゼンの対戦に決定したプレーオフ決勝。レギュラーシーズンではオクセンハウゼンが2勝0敗。ボルシア・デュッセルドルフが勝利すれば5連覇、オクセンハウゼンが勝利すれば6シーズンぶりのブンデスリーガ制覇となる。

 ボルシア・デュッセルドルフにとっては、長くチームの顔として活躍してきたボルの引退に優勝で花を添えたいところ。オクセンハウゼンもゴーズィ(フランス)とカルデラノ(ブラジル)が今季限りでチームを離れることとなっており、こちらも最高の形でシーズンを終えたい。プレーオフ決勝は6月15日に開催予定で、1試合で優勝チームを決定する。

引退試合でシェルベリ、チウ・ダンを破った上田(Photo:Philipp Wohlfart)

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