琉球アスティーダ 3−0 木下マイスター東京
○木造勇人/吉村和弘 −9、9、7 及川瑞基/田添健汰
○戸上隼輔 14 、−3、−8、8、8 大島祐哉
○吉村真晴 4、7、−7、7 及川瑞基
東京の立川で行われたノジマTリーグ2020−2021のプレーオフファイナルは、木下マイスター東京と、琉球アスティーダの対決だ。
トップのダブルスは木下ペアが1ゲーム目を先に奪うも、2ゲーム目の9−9からの2本、木造が得点を挙げ、琉球がダブルスで 最終3ゲームまで持ち込んだ。
3ゲーム目は6−6からのスタート。琉球がいきなり4本先取し10−6。10−7から最後は吉村のチキータで11−7でダブルスを先取した。
2番は木下は大島、琉球は戸上。足を使ったプレーが持ち味の両者だが、出足ではラリー戦にならず、前陣でのカウンターの応酬、もしくはチキータの打ち合いの様相となった。15−14から戸上がチキータを決め、1ゲーム目を奪った。
2ゲーム目は大島が11−3と奪い返し、そのまま3ゲーム目も11−8とゲームを連取した。しかし4ゲーム目、戸上はバック強打で流れを作り、11−8で取り返し、最終ゲームにもつれ込んだ。
6−6で戸上のサービスエースで始まり、4球目のバックカウンター、バックのチキータが決まり、9−7と戸上がリード。9−8から戸上の回り込んでのフォア強打が決まり10−8とマッチポイント。最後は激しい打ち合いを戸上が制し、11−8で戸上が貴重な勝ち星を挙げ、琉球は2−0と優勝に王手をかけた。
3番は木下が全日本チャンピオンの及川、琉球は吉村真晴。出足から吉村が飛ばし、11−4でゲームを先取。2ゲーム目も吉村ペースでゲームが進み、11−7で連取し、優勝まであと1ゲームとなった。
3ゲーム目を11−7で及川が取り返し、4ゲーム目へ。ゲームの流れは今度は及川にほうに向いていく。10−5及川リードから、10−9まで吉村が追い上げるが、11−9で及川が逃げ切り、ゲームカウントを2−2とする。
最終ゲーム6−6から吉村8−6へ。及川ネットインで7−8から吉村がサービスエースで9−7にする。10−7と吉村マッチポイント。最後は3球目攻撃で勝利を決め、琉球が3−0で木下を完封し、初優勝を決めた。
木下は競り合いを想定し、張本を4番に下げ、首を傷めている水谷をオーダーから外していた。一方、琉球は選手層が厚かった。2番の戸上の勝利も貴重だった。今回は文句なしの優勝と言えるだろう。
吉村真晴のコメント「ありがとうございます! うれしいです。前シーズンはファイナルができなくて残念だったが、ファイナルがやれて良かった。本当に良いメンバー、良いスタッフだった。幸せです。素晴らしいチームでした。みなさんの応援で優勝できました。今後ともTリーグをよろしくお願いします。楽しみにしてください」
張一博のコメント「運営している人に感謝したい。足を運んでいただいたお客様もありがとうございます。応援ありがとうございました。早川社長をはじめ、チームのみんなに感謝したい」
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