9月25日から中国・北京で開催中の『中国スマッシュ』。WTTシリーズ最高峰の同大会に、日本からは男子6選手、女子7選手が参戦している。
昨日(28日)からはシングルス本戦がスタート。男子では、松島輝空(木下グループ)、篠塚大登(愛知工業大)、宇田幸矢(協和キリン)と、3人のサウスポーが登場し、松島は右ペンドラの薛飛(中国)をストレートで撃破。宇田もクビク(ポーランド)に3-1で競り勝ち、2回戦へ進出した。
持ち前の豪打で薛飛を一蹴した松島
一方の篠塚は、世界選手権2位のカルデラノ(ブラジル)に対し、2ゲーム目を奪ったものの、1-3で惜敗。前陣での鋭いスピード攻撃で食い下がる好プレーも見せたが、終盤は後陣から繰り出されるカルデラノのパワードライブに押し返された。
随所で好プレーを見せたが、初戦敗退となった篠塚
篠塚の前陣の連打を凌ぎつつ、パワードライブで盛り返すなど、さすがのプレーを見せたカルデラノ
予選から参戦した濵田一輝(早稲田大)は、持ち味である「粘り強い卓球」を発揮し、サリフォウ(ベナン)、陳顥樺(香港)をいずれもフルゲームで退けて本戦進出。本日(29日)の1回戦では、イシイ(ブラジル)と対戦する。
快進撃を見せている濵田。本戦での活躍にも期待
女子シングルスでは、張本美和(木下グループ)、橋本帆乃香(デンソーポラリス)が、それぞれハン・イン(ドイツ)、A.ディアス(プエルトリコ)を3-1で下し、2回戦へ駒を進めた。
ハン・インのカットを攻略し、2回戦に進出した張本
橋本は勝利後、A.ディアスと笑顔を見せた
ワイルドカードで出場した平野美宇(木下グループ)は、今季参戦する中国超級リーグのチームメイトである孫穎莎(中国)に挑んだが、1-3で敗れ、1回戦敗退。それでも持ち味である速攻を武器に長いラリーを展開し、世界女王から1ゲームを奪うなど意地を見せた。
ゲームを奪い、意地を見せた平野
混合ダブルスでは、大藤沙月/呉晙誠(ミキハウス/韓国)の国際ペアがニコラス・ラム/リウ・ヤンツィ(オーストラリア)をストレートで下し、2回戦へ進出した。
なお、本日行われる日本勢の試合予定は下記のとおり(すべて日本時間)
〈男子シングルス〉
13:45〜 戸上隼輔 vs. ジャー(アメリカ)
20:10〜 濵田一輝 vs. イシイ(ブラジル)
20:45〜 張本智和 vs. 陳俊菘(中国)
〈女子シングルス〉
12:35〜 早田ひな vs. ユエン・ジアナン(フランス)
13:10〜 長﨑美柚 vs. 王暁彤(中国)
19:35〜 大藤沙月 vs. 金娜英(韓国)
20:10〜 伊藤美誠 vs. 覃予萱(中国)
写真提供:WTT
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