9月25日に開幕した『中国スマッシュ』。大会6日目となる昨日30日より男女シングルス2回戦がスタートし、日本勢から男女3選手が登場した。
最初にコートへ立った宇田幸矢(協和キリン)は林昀儒(チャイニーズタイペイ)との左腕対決にフルゲームの末に勝利。ゲームカウント2-0リードから追いつかれ、最終ゲームも1-5と序盤で点差をつけられる苦しい戦いとなったが、「自分自身が練習してきたことをどうやって発揮して勝つか、というところを考えながら結びつけていけた」(宇田)と、最後まで攻撃の手を緩めずに11-8で逆転勝利。日本勢として3回戦進出一番乗りを決めた。
接戦を制し、3回戦進出を決めた宇田
一方、初戦を完勝した戸上隼輔(井村屋グループ)は2回戦で世界ランキング2位の林詩棟(中国)と激突。後陣での引き合いなど、随所に好プレーを見せたが、1ゲームを奪うにとどまり、2回戦敗退となった。
最後まで粘り強く戦った戸上だが、林詩棟の両ハンドを打ち崩せず
女子では橋本帆乃香(デンソーポラリス)が登場。杜凱琹(香港)を相手に失点わずか5点という圧巻のストレート勝ちを収め、堂々の3回戦進出を果たした。
3ゲーム合わせて失点「5」と、圧倒的な強さを見せた橋本
また、女子ダブルスでは、早田ひな/朱芊曦(韓国)の国際ペアがルプレスク/スルヤン(セルビア)にストレート勝ちを収めて2回戦へ。混合ダブルス2回戦では、呉晙誠(韓国)/大藤沙月と松島輝空/張本美和が対戦。2ゲームを先取された松島/張本だったが、3ゲーム目以降は連係が冴え渡り逆転勝利で準々決勝へと駒を進めた。
3ゲーム目からは松島のバックハンドが決まり出し、一気に流れをつかんだ
なお、本日行われる日本勢の対戦は下記のとおり
〈男子シングルス〉
12:35〜 濵田一輝 vs. 呉晙誠(韓国)
19:35〜 松島輝空 vs. フランチスカ(ドイツ)
〈女子シングルス〉
14:20〜 伊藤美誠 vs. 朱芊曦(韓国)
20:10〜 大藤沙月 vs. パヴァデ(フランス)
20:45〜 張本美和 vs. ヴィンター(ドイツ)
21:20〜 早田ひな vs. 葉伊恬(チャイニーズタイペイ)
〈男子ダブルス〉
12:35〜 松島輝空/戸上隼輔 vs. アブデルアジズ/エルベイアリ(エジプト)
〈女子ダブルス〉
12:00〜 早田ひな/朱芊曦(韓国)vs. 張本美和/大藤沙月
19:35〜 長﨑美柚/申裕斌(韓国) vs. 縦歌曼/覃予萱(中国)
〈混合ダブルス〉
14:55〜 松島輝空/張本美和 vs. 黄友政/陳熠(中国)
写真提供:WTT
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