WTTスターコンテンダー終了後の3月14日から、カタール・ドーハで東京五輪世界シングルス予選がスタート。男子4枠、女子5枠の出場権をかけて、世界の強豪が予選を争っている。男子は本日第1ステージ決勝が行われ、3名の出場権獲得選手が確定。女子は昨日第1トーナメント決勝までが行われ、5枠のうち4枠が決定した。女子のトーナメントの結果は下記のとおり。
【女子・第1ステージ】
〈トーナメント1〉
●準々決勝
エーラント(オランダ) 6、-8、8、11、6 パラナン(タイ)
ベガ(チリ) -7、8、2、6、-9、10 ケアリー(イギリス)
ドボラク(スペイン) -3、10、-7、6、-14、11、8 ピッコリン(イタリア)
パヴァデ(フランス) 10、-7、-7、-7、3、9、8 マテロバ(チェコ)
●準決勝
エーラント 8、-5、-8、7、7、-8、6 ベガ
ドボラク -3、10、6、-4、9、-9、9 パヴァデ
●決勝
エーラント 5、10、10、7 ドボラク
→エーラントが出場権獲得
トーナメント1は今予選会をトップシードとして迎えたエーラントが制し、初の五輪シングルス出場権を獲得。伏兵のベガに苦しめられたが、世界ランキング28位の実力を見せた。初の五輪出場を目指す欧州期待の17歳・パヴァデは今予選では出場を決められず。4月に行われるヨーロッパ予選での出場権獲得を目指す。
〈トーナメント2〉
●準々決勝
ペソツカ(ウクライナ) 6、-6、3、-9、5、5 ホ・ティンティン(イギリス)
ファドル(フィリピン) 6、9、9、-7、-5、-8、9 ヴィバレッリ(イタリア)
ベリストロム(スウェーデン) 7、-8、5、-8、7、11 ユアン・ジャアナン(フランス)
シルバ(メキシコ) -6、5、-8、10、8、6 バラゾバ(スロバキア)
●準決勝
ペソツカ 4、4、3、2 ファドル
ベリストロム 4、6、4、8 シルバ
●決勝
ベリストロム 7、11、-9、7、9 ペソツカ
→ベリストロムが出場権獲得
トーナメント2はカットのベリストロムが2018年ヨーロッパ選手権2位のペソツカを下して、初の五輪出場を手中に収めた。
〈トーナメント3〉
●準々決勝
Su.サウェータブット(タイ) 3、9、8、-5、9 シェルベリ(スウェーデン)
デヌッテ(ルクセンブルク) -8、6、6、6、-7、-8、13 イルマス(トルコ)
ボグダノワ(ベラルーシ) -6、11、7、5、-11、-7、9 スルヤン(セルビア)
ミハイロワ(ロシア) -10、7、8、-8、10、5 S.ムケルジ(インド)
●準決勝
Su.サウェータブット 8、6、9、9 デヌッテ
ミハイロワ 9、6、3、-9、3 ボグダノワ
●決勝
ミハイロワ 8、6、-9、9、-7、8 Su.サウェータブット
→ミハイロワが出場権獲得
トーナメント3は、第1シードのSu.サウェータブットに決勝で勝利したミハイロワがリオに続き、2大会連続のシングルス切符を手にした。
〈トーナメント4〉
●準々決勝
ヤン・シャオシン(モナコ) 5、4、4、6 トリゴロス(ベラルーシ)
バトラ(インド) 10、3、6、4 ガフラノワ(ウズベキスタン)
シャオ・マリア(スペイン) -8、-11、9、10、9、9 アルティンカヤ(トルコ)
ノスコワ(ロシア) 11、8、-8、9、7 アダムコバ(チェコ)
●準決勝
ヤン・シャオシン 9、4、-8、4、9 バトラ
シャオ・マリア -7、5、8、6、-7、12 ノスコワ
●決勝
ヤン・シャオシン 12、-8、-4、7、3、-9、10 シャオ・マリア
→ヤン・シャオシンが出場権獲得
帰化選手のヤン・シャオシンと、スペイン生まれのシャオ・マリアの対戦となったトーナメント4決勝。フルゲームジュースまでもつれた激戦の末にヤン・シャオシンが初の五輪出場を獲得した。
各トーナメントの決勝で敗れた4選手は、第2ステージで残り1枠をかけてトーナメントを戦う。対戦カードはSu.サウェータブットvs.ペソツカとドボラクvs.シャオ・マリア。ドボラクとシャオ・マリアは無情にも同士討ちとなった。Su.サウェータブットは、ここで出場を決められなかった場合、3月18日から引き続きカタール・ドーハで行われる東京五輪アジア予選に出場。東京五輪ヨーロッパ予選は4月にポルトガルで行われる。
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