ポーランド・クラクフで開催されていた第3回ヨーロッパ競技大会・卓球競技は大会の最終種目に当たる団体戦が終了。男子はドイツ、女子はルーマニアが優勝を果たした。
【男子団体】
●準決勝
〈ドイツ 3-1 ポルトガル〉
フランチスカ/オフチャロフ -7、-6、-9 ジェラルド/アポロニア○
○チウ・ダン 4、6、2 フレイタス
○オフチャロフ 8、5、4 アポロニア
○フランチスカ 5、5、5 フレイタス
〈スウェーデン 3-2 フランス〉
○K.カールソン/モーレゴード -11、6、-8、6、7 ゴーズィ/A.ルブラン
シェルベリ -8、2、5、-8、-7 F.ルブラン○
○モーレゴード 7、5、14 A.ルブラン
K.カールソン 6、-8、-6、-9 F.ルブラン○
○シェルベリ 6、-5、8、7 ゴーズィ
●銅メダル決定戦
〈フランス 3-2 ポルトガル〉
ゴーズィ/A.ルブラン -10、-10、-3 フレイタス/アポロニア○
○F.ルブラン 6、6、11 ジェラルド
A.ルブラン -8、4、-9、-11 アポロニア○
○F.ルブラン 8、-9、11、7 フレイタス
○ゴーズィ 8、9、6 ジェラルド
●決勝
〈ドイツ 3-1 スウェーデン〉
フランチスカ/オフチャロフ 3、-9、-13、-8 K.カールソン/モーレゴード○
○チウ・ダン 5、9、9 シェルベリ
○フランチスカ -6、5、-11、8、9 K.カールソン
○オフチャロフ 7、8、8 シェルベリ
男子団体はチウ・ダン、オフチャロフ、フランチスカを揃えたドイツが2連覇を達成。本命同士の対戦となったスウェーデンとの決勝では1番のダブルスを落とすも、2番から4番のシングルスで一気に3勝をあげて優勝を決めた。
ここ最近充実ぶりの光るスウェーデンはドイツに及ばず準優勝。9月に地元スウェーデンで開催されるヨーロッパ選手権・団体戦でのリベンジ、そして欧州の覇権奪還を期す。
【女子団体】
●準決勝
〈ドイツ 3-0 ポルトガル〉
○ミッテルハム/シャン・シャオナ 5、6、7 マトス/シャオ・ジエニ
○ハン・イン 6、4、-6、7 ユ・フ
○シャン・シャオナ 7、-10、13、12 シャオ・ジエニ
〈ルーマニア 3-1 フランス〉
ディアコヌ/サマラ -9、8、9、-4、-9 パヴァデ/Ca.ルッツ○
○スッチ 10、6、9 ユエン・ジアナン
○サマラ 6、8、3 Ca.ルッツ
○スッチ 9、-6、7、7 パヴァデ
●銅メダル決定戦
〈ポルトガル 3-0 フランス〉
○ピント/ユ・フ 4、-9、7、4 パヴァデ/Ca.ルッツ
○シャオ・ジエニ -6、-8、7、7、7 ユエン・ジアナン
○ユ・フ 8、-7、7、9 パヴァデ
●決勝
〈ルーマニア 3-2 ドイツ〉
○ディアコヌ/ドラゴマン -8、17、7、-8、5 ミッテルハム/シャン・シャオナ
○スッチ -4、-10、8、9、8 ハン・イン
ドラゴマン 9、-6、-6、8、-13 シャン・シャオナ○
ディアコヌ -6、-5、-9 ハン・イン○
○スッチ 9、9、4 ミッテルハム
女子団体は3連覇を狙ったドイツを破ったルーマニアが初優勝。決勝はサマラが故障により欠場となったが、代わって出場したドラゴマンがディアコヌとのダブルスで貴重な先制点。2番でスッチがゲームカウント0-2からの逆転勝利でハン・インを下すと、ラストでもスッチがミッテルハムをストレートで破って優勝を決めた。
シングルスで女王となったスッチは準決勝、決勝ともに2得点をあげてエースの働き。シングルスではサマラも銅メダル、混合ダブルスでもO.イオネスク/スッチが銅メダルを獲得と充実の大会となったルーマニア。帰化選手の活躍が目立つ欧州女子の中で、自国選手のみの布陣で堂々の戦いぶりを見せた。
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