男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)はファイナル4決勝が行われ、ザールブリュッケンがボルシア・デュッセルドルフとのドイツ勢対決に勝利して3連覇を達成した。(写真:マンフレッド・シリング)
【男子ECL】
●決勝
〈ザールブリュッケン(ドイツ) 3-1 ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)〉
フランチスカ 2-3 シェルベリ○
○モーレゴード 3-0 チウ・ダン
○ヨルジッチ 3-2 ボル
○フランチスカ 3-2 チウ・ダン
1番ではシェルベリ(スウェーデン)がゲームカウント2-0からフルゲームに追い上げられならもフランチスカ(ドイツ)を破ってボルシア・デュッセルドルフが先制点。ザールブリュッケンも2番でECLのみ参戦の助っ人・モーレゴード(スウェーデン)の勝利で1-1のタイに追いつく。
フルゲームに追いつかれたが、シェルベリがフランチスカを振り切る
ザールブリュッケンもモーレゴードがチウ・ダンに勝利して反撃
3番では今シーズン限りで現役を引退するボル(ドイツ)が奮闘を見せるも、ヨルジッチ(スロベニア)がフルゲームで逃げ切りザールブリュッケンが優勝に王手。4番は1番で敗れたフランチスカと2番で敗れたチウ・ダン(ドイツ)の対戦となり、試合は最終ゲームに突入。ジュースなしの6点先取で行われる最終ゲームは5-5までもつれたが、フランチスカが1点をもぎ取って勝負あり。5シーズン連続でのボルシア・デュッセルドルフとの決勝を制し、ザールブリュッケンが3連覇を達成した。
ヨルジッチがボルを下してザールブリュッケンが王手
最後はフランチスカがチウ・ダンに競り勝って3連覇を決めた
ザールブリュッケンは今シーズンのドイツ・ブンデスリーガでは苦戦が続き、プレーオフ準決勝で敗れたが、ECLでは王座を守った。ECL限定出場でチームに加わったモーレゴードは準々決勝から決勝まで負けなしの活躍を見せてチームにタイトルをもたらした。来シーズンはパリ五輪王者の樊振東(中国)も加入するザールブリュッケン。連覇をどこまで伸ばすことができるか。
来シーズンは樊振東も加わるザールブリュッケン。黄金時代を築くか
ECL全勝で優勝に貢献したモーレゴード
王座奪還を狙ったボルシア・デュッセルドルフはフルゲームで2試合を落とし、悔しい敗戦。ボルは自身にとって最後のECLとなったが、勝利をあげられなかった。ECLを戦い終え、ボルに残された試合は6月15日のブンデスリーガ プレーオフ決勝の1試合。現役生活最後の試合でタイトル獲得はなるか。
ボルは最後のECLでタイトル獲得ならず。6月15日のブンデスリーガ プレーオフ決勝が現役ラストマッチとなる
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