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欧州リポート

男女ECLは準々決勝がスタート。ボルシア・デュッセルドルフがルブラン兄弟擁するアライアンス・ニーム-モンペリエに3-0で勝利

 ヨーロッパNo.1クラブを決定するヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)は準々決勝がスタート。準々決勝はホーム&アウェイの2試合制で準決勝進出チームを決定。まずは第1戦が開催された。

 

【男子ECL】

●準々決勝第1戦

〈ザールブリュッケン(ドイツ) 3-0 エンヌボンTT(フランス)〉

○フランチスカ 3-0 シドレンコ

○モーレゴード 3-0 カツマン

○ヨルジッチ 3-1 チリタ

 

〈デコルグラス・ジャウドヴォ(ポーランド) 3-0 グルーバルファーマ・オルリッチェ(ポーランド)〉

○クルチェツキ 3-1 廖振挺

○グルーツ 3-0 コズル

○ディヤス 3-1 ザレフスキー

 

〈ダートム・ボゴリア(ポーランド) 3-0 ウィーナー・ノイシュタッド(オーストリア)〉

○レジンスキー 3-2 バン

○ギオニス 3-2 アバシ

○バドフスキー 3-0 コジッチ

 

〈ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-0 アライアンス・ニーム-モンペリエ(フランス)〉

○シェルベリ 3-2 F.ルブラン

○チウ・ダン 3-1 A.ルブラン

○ボル 3-2 ドーア

 

 準々決勝最大の注目は、史上最多7度のECL制覇を誇るボルシア・デュッセルドルフと、ルブラン兄弟(フランス)を擁するアライアンス・ニーム-モンペリエの対戦。接戦が予想されたが、シェルベリ(スウェーデン)とチウ・ダン(ドイツ)がルブラン兄弟から勝利を収め、3番でもボル(ドイツ)がドーア(フランス)を振り切ってボルシア・デュッセルドルフが千勝。準決勝進出へ向け、大きな3-0勝利を収めた。

 ECL2連覇中のザールブリュッケンは、ECL限定でチームに加入しているモーレゴード(スウェーデン)が出場。現状でのベストメンバーでエンヌボンTTに快勝した。

 デコルグラス・ジャウドヴォはポーランド勢対決にしょうり。昨シーズンは快進撃を見せてベスト4に進んだウィーナー・ノイシュタッドはダートム・ボゴリアにストレートで敗れ、苦しいスタートとなった。

シェルベリがF.ルブランを破って先制点をもたらした(写真はWTTファイナルズ福岡)

 

【女子ECL】

●準々決勝第1戦

〈シアーコポル・タルノブジェク(ポーランド) 3-2 クアトロ・モリ(イタリア)〉

○バヨル 3-2 アブラミアン

 サマラ 2-3 プライアン○

○ユ・フ 3-2 カルノヴァーレ

 サマラ 0-3 アブラミアン○

○バヨル 3-1 プライアン

 

〈メスTT(フランス) 3-1 エティバルASRTT(フランス)〉

○ディアコヌ 3-0 シャオ・ジエニ

○タイラコワ 3-1 リウ・ヤンツィ

 Ch.ルッツ 1-3 シェルベリ○

○ディアコヌ 3-1 リウ・ヤンツィ

 

〈UCAMカルタヘナ(スペイン) 3-1 ベルリン・イーストサイド(ドイツ)〉

○シャオ・マリア 3-0 ミッテルハム

○チャン・シュアン 3-1 シャン・シャオナ

 リ・ヤオ 0-3 スルヤン○

○シャオ・マリア 3-1 シャン・シャオナ

 

〈リンツ・フロシュベルク(オーストリア) 3-0 サン=カンタンTT(フランス)〉

○S.サウェータブット 3-1 ベリストロム

○エーラント 3-2 ミハイロワ

○マロバビッチ 3-1 Ca.ルッツ

 

 ECL3連覇中のシアーコポル・タルノブジェクはクアトロ・モリに大苦戦。サマラ(ルーマニア)が2敗を喫し、1番と3番もフルゲームで辛勝。なんとか3-2で勝利を収めた。

 4シーズンぶりの王座奪還を目指すベルリン・イーストサイドはシャオ・マリアに2得点を許し、UCAMカルタヘナに黒星スタートとなった。2度の優勝経験のあるリンツ・フロシュベルクは3選手がしっかりと勝利してサン=カンタンTTに快勝。メスTTとエティバルASRTTのフランス対決はメスTTに軍配が上がった。

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