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欧州リポート

女子ECLはシアーコポル・タルノブジェクが3連覇を達成

 女子ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)は決勝が行われ、第1・2戦ともシアーコポル・タルノブジェクが勝利し、3連覇を達成した。

 

【2023-24女子ECL決勝】

◆第1戦

〈シアーコポル・タルノブジェク(ポーランド) 3-2 エティバルASRTT(フランス)〉

○ユ・フ 3-1 シャオ・ジエニ

○ヤン・シャオシン 3-0 イアコブ

 サマラ 2-3 ミゴー○

 ヤン・シャオシン 2-3 シャオ・ジエニ○

○ユ・フ 3-0 イアコブ

 

◆第2戦

〈シアーコポル・タルノブジェク 3-1 エティバルASRTT〉

○ヤン・シャオシン 3-0 イアコブ

 ユ・フ 1-3 シャオ・ジエニ○

○サマラ 3-2 ミゴー

○ヤン・シャオシン 3-0 シャオ・ジエニ

 

 ハン・イン(ドイツ)、ヤン・シャオシン(モナコ)、ユ・フ(ポルトガル)、サマラ(ルーマニア)と強力なラインナップを揃えるタルノブジェクだが、1月のWTTでハン・インがアキレス腱を断裂。クアトロ・モーリ(イタリア)との準々決勝では第1戦を2-3で落とし、第2戦も3-2で辛勝、3選手が1ゲームマッチで勝負するゴールデンマッチも2-1でなんとか勝利して準決勝進出を決めた。続く準決勝ではポルカノバ(オーストリア)、S.サウェータブット(タイ)を擁する優勝候補のリンツ・フロシュベルク(オーストリア)を相手に第1・2戦とも勝利を収めて決勝へと駒を進めた。

 快進撃を見せて決勝へと勝ち上がったエティバルASRTTとの対戦では、ラストまでもつれた末に第1戦に勝利すると、第2戦ではサマラがミゴー(フランス)、ヤン・シャオシンがシャオ・ジエニ(ポルトガル)と第1戦で敗れていた相手にリベンジして2連勝で3連覇を決めた。タルノブジェクは通算4度目のECL制覇。サマラにとっては5度目のECLタイトル獲得となり、「素晴らしい試合だった。このタイトルはハン・インにも捧げたい」とコメントした。

 準優勝に終わったエティバルASRTTも健闘。フランス・プロAではレギュラーシーズン3位でプレーオフに進出するも、準々決勝で敗退したが、ECLではシャオ・ジエニとミゴーを軸に昨シーズンのメスTTに続き、フランス勢として2シーズン連続の決勝進出を果たした。

王座を守り切ったタルノブジェク(写真提供:ETTU)

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