4月13日に埼玉県川口市の市民ホール・フレンディアで、市民に愛されるパン屋さん、「妙力堂」(川口市)が創業100周年の記念パーティーを催した。パーティーには大野元裕・埼玉県知事、新藤義孝・衆議院議員や県議会議員なども参会し、200名を超す盛大な会となった。そして、そこには多くの卓球関係者もいた。
妙力堂は大正13年、1924年から100年続く、地元で愛されパン屋。四代目の社長、矢島淑雄は中央大卓球部の総監督を務め、現役時代は華麗なるフットワークで、全日本ジュニアで優勝、全日本ダブルス準優勝と輝かしい成績を残し、その後、プロ選手、プロコーチになった。28歳で兄を亡くし、大正時代から続く「妙力堂」を継いだ。今でも県外の人が買いに来るという「町のパン屋」さんだ。
家業を継続させながら、大好きな卓球はやめられない。その人柄と卓球での経験があるゆえに母校・中央大の卓球部の監督を頼まれ、仕事の後に試合や練習に駆けつける。
パン作りと卓球指導の二刀流の矢島。
「毎日のようにパンを買いに来る子どもたちの笑顔、卓球に打ち込む選手たちの真剣な思い。どちらも可愛くて仕方ない。そして100年を迎えたパン屋は多くの人に支えられた。感謝しかない」と語った。
試合場では中央大卓球部の総監督として選手にアドバイスを送る矢島淑雄
川口市ではコッペパンが有名な妙力堂の四代目社長
妙力堂でダブルスを組むのは卓球で知り合った妻の真樹子
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