卓球王国 2021年9月21日 発売 vol.294
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欧州リポート

ヨーロッパ選手権 男子単はボルが8度目のV! 女子はP.ゾルヤが2冠達成

 ポーランド・ワルシャワで開催されていたヨーロッパ選手権は昨日、全日程が終了。男子シングルスではボル、女子シングルスではP.ゾルヤとドイツ勢が優勝を飾った。男女シングルス、男女ダブルスの結果は下記のとおり。(写真提供:ETTU)

 

【男子シングルス】

優勝:ボル(ドイツ)

準優勝:オフチャロフ(ドイツ)

3位:ファルク(スウェーデン)、フレイタス(ポルトガル)

ベスト8:Jon.パーソン(スウェーデン)、シェルベリ(スウェーデン)、イオネスク(ルーマニア)、ヤンカリク(チェコ)

 

◆準決勝

ボル 11、10、6、-9、-9、7 ファルク

オフチャロフ 9、-8、-9、12、8、9 フレイタス

◆決勝

ボル -9、6、9、8、8 オフチャロフ

衰え知らずのボル、伝説はまだまだ続く

優勝は何度味わってもうれしいもの

先輩・ボルに屈するも力を見せたオフチャロフ

 

 男子シングルスは皇帝・ボルが通算8度目のヨーロッパ選手権優勝。ボルは準々決勝で成長著しいシェルベリ、準決勝で第1シードのファルクに勝利して決勝へ進出。オフチャロフとの同士討ちとなった決勝は第1ゲームを奪われたが、そこから4ゲームを連取してタイトルをつかんだ。現在40歳のボルだが、1カ月後に迫った東京五輪に向けて健在ぶりを見せつけた。

 

【女子シングルス】

優勝:P.ゾルヤ(ドイツ)

準優勝:シャン・シャオナ(ドイツ)

3位:ペソツカ(ウクライナ)、サマラ(ルーマニア)

ベスト8:ポルカノバ(オーストリア)、ベリストロム(スウェーデン)、ヴィンター(ドイツ)、ユ・フ(ポルトガル)

 

◆準決勝

シャン・シャオナ 6、9、7、4 ペソツカ

P.ゾルヤ 4、12、-9、-7、8、6 サマラ

◆決勝

P.ゾルヤ 7、3、9、-4、2 シャン・シャオナ

競り合いが続く中でも崩れなかったP.ゾルヤ

ヨーロッパ女王として東京五輪でもメダルを狙う

2冠のチャンスがあったシャン・シャオナだがシングルスは準優勝。それでもいぶし銀のテクを見せた

 

 女子シングルス決勝もドイツ勢による同士討ちとなり、P.ゾルヤが初のヨーロッパチャンピオンに輝く。P.ゾルヤは3回戦のバヨル(ポーランド)、準々決勝のユ・フ戦をフルゲームで乗り切り、準決勝でサマラを下して決勝へ。シングルスの直前に行われていた女子ダブルスでともに優勝を飾ったパートナーのシャン・シャオナに勝利して念願のタイトル獲得、単複2冠を達成した。

 

【男子ダブルス】

優勝:カツマン/グレブネフ(ロシア)

準優勝:ディヤス/ニュイティンク(ポーランド/ベルギー)

3位:スーディ/エチェキ(ハンガリー)、アポロニア/モンテイロ(ポルトガル)

 

◆決勝

カツマン/グレブネフ 10、8、-9、7 ディヤス/ニュイティンク

初のビッグタイトルに驚きと感激を爆発させた

 

 男子ダブルスを制したのは20歳のカツマンと19歳のグレブネフのペア。2回戦でファルク/K.カールソン(スウェーデン)を下すと、準々決勝では第1シードのドゥダ/チウ・ダン(ドイツ)に勝利。決勝では国際ペアのディヤス/ニュイティンクを退けて初めてのビッグタイトルをつかんだ。この年代のロシアは2人のほかにもシドレンコらドイツ・ブンデスリーガでプレーする選手が多数。ヨーロッパで天下を取る日も近いかもしれない。

 

【女子ダブルス】

優勝:P.ゾルヤ/シャン・シャオナ(ドイツ)

準優勝:ミッテルハム/ヴィンター(ドイツ)

3位:ルイエッテ/ユアン・ジアナン(フランス)、ガポノワ/ビレンコ(ウクライナ)

 

◆決勝

P.ゾルヤ/シャン・シャオナ -7、7、-10、8、8 ミッテルハム/ヴィンター

フルゲームの末に優勝をつかんだ2人。アジア勢にも対抗できる数少ない欧州ペアだ

 

 ドイツペア同士の対戦となった女子ダブルス決勝、勝利したのは東京五輪代表のP.ゾルヤ/シャン・シャオナ。決勝はフルゲームまでもつれるも逆転で勝利。ドイツ女子は女子シングルス、女子ダブルス、さらに混合ダブルスも含め、全種目を制覇する圧倒的な強さを見せた。