シングルス予選が行われている東京パラリンピック卓球競技。男子シングルスでは、八木克勝、浅野俊、竹守彪が予選リーグを通過し、決勝トーナメント進出を決めた。岩渕幸洋と皆見信博は惜しくも予選通過はならなかった。
クラス7(立位)で初出場の八木克勝(WR7)は3人リーグで、上位ランカーの廖克力(中国)には敗れたが、トルトニク(スロベニア/WR35)に快勝して決勝トーナメントに駒を進めた。同じくクラス7の井上全悠(WR20)は4人リーグで1勝を挙げ、WR6のペレイラ ストゥロ(ブラジル)にも迫ったが惜敗し、惜しくも予選通過はならなかった。
また04年アテネ以来3度目のパラリンピック出場となったベテランの皆見信博(クラス2)は、車椅子強国・韓国のチャ・スヨン(WR4)にゲームオールジュースの大接戦を演じるも惜敗。リアポシュ(スロバキア/WR8)にも敗れ、予選通過はならず。
クラス11男子では、日本から3選手が参加。リオに続く2大会連続出場となった竹守彪(WR7)はリオ金メダリストのバンアケル(ベルギー/WR2)と前大会に続いての対戦。ゲームオールの末に惜敗となったが、続くマルティネス バレト(ベネズエラ)との試合で快勝して、念願の決勝トーナメント進出を決めた。また初出場の浅野俊(WR9)も1勝1敗で予選通過。加藤耕也(WR8)はWR1のバーロシュ(ハンガリー)と好ゲームを演じるも2敗となり、予選通過はならなかった。
【男子シングルス予選リーグ】
●クラス2(車いす)
チャ・スヨン(韓国) 9、-7、-8、7、10 皆見信博
リアポシュ(スロバキア) 9、3、3 皆見信博
●クラス7(立位)
廖克力(中国) 9、9、2 八木克勝
八木克勝 5、3、4 トルトニク(スロベニア)
ペレイラ ストゥロ(ブラジル) 11、-5、-9、7、9 井上全悠
井上全悠 -10、4、10、3 バレストリーノ(オーストリア)
ユーセフ(エジプト) 9、13、6 井上全悠
●クラス9(立位)
岩渕幸洋 6、-9、-8、9、10 フェイシー トンプソン(イギリス)
カツ(ウクライナ) 10、9、-7、7 岩渕幸洋
ノズドルノフ(RPC) 5、7、-9、-10、8 岩渕幸洋
●クラス11(知的)予選
バン アケル(ベルギー) -7、9、9、-10、5 竹守彪
竹守彪 7、4、8 マルティネス バレト(ベネズエラ)
浅野俊 -7、6、6、6 ボン アイネム(オーストラリア)
キム・ギテ 9、-10、8、4 浅野俊
バーロシュ(ハンガリー) 6、-10、9、5 加藤耕也
キム・チャンギ(韓国) 6、9、-12、7 加藤耕也
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