三重県出身の世界選手権メダリスト、西飯徳康さんが2月8日に亡くなった。76歳だった。
14歳から卓球を始めた西飯さんは中学、高校時代には目立った実績はなく、大学時代に力をつけ、日本のトップへと駆け上がった。名古屋商科大時代に取り組んだ愛知工業大の長谷川信彦さん(故人・元世界チャンピオン)との夜を徹しての猛練習は有名なエピソードだ。1971年世界選手権名古屋大会では混合ダブルスで3位に入っている。
50歳近くまでの長きに渡り、全日本選手権に出場し、「三重の鉄人」とも呼ばれた。指導者として全日本コーチを務め、娘の美幸さん、由香さんを育て、姉妹は世界選手権の代表にもなっている。また愛知工業大学の監督も務めた。
ご冥福をお祈りします。
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