カタール・ドーハで行われている世界卓球選手権・個人戦は大会4日目までが終了。その中で強豪のドイツ男子は苦戦が続いている。(写真:ITTF)
ドイツ男子は負けなしで大会初日を乗り切ったが、2日目には前回大会で男子ダブルス3位となったオフチャロフ/フランチスカが1回戦でオーストラリアのファン・ベ/サレーンに0-3で敗れる波乱。さらに大会前から首と背中に痛みのあったというオフチャロフが椎間板損傷によってシングルスを棄権する事態に。
痛みを抱えながらダブルスを戦ったオフチャロフはシングルスを棄権
大会3日目になるとチウ・ダンがシングルス2回戦でジャービス(イングランド)に金星を献上し、ワルサーもラッセンフォッセ(ベルギー)に3-4で敗戦。大会4日目にはヨーロッパ選手権準優勝のドゥダがアルナ(ナイジェリア)に接戦で敗れ、メダルの期待もあったチウ・ダンとのダブルスも元世界王者のファルク/K.カールソン(スウェーデン)に3-2で競り負けた。
世界ランキング11位のチウ・ダンは同139位のジャービスに敗れる
こちらが勝利したジャービス。3回戦も突破しベスト32に進出
ワールドカップベスト8など好調のドゥダも3回戦で散る
ドイツ男子は混合ダブルスでもフランチスカ/カウフマン、ドウダ/ワン・ユエンがともに初戦で敗退。大会の折り返しとなる5日目にして、残るはフランチスカのシングルスのみとなった。
今大会のドイツ男子5名はいずれも実績豊富。しかし、28歳のチウ・ダンが最年少でオフチャロフ、フランチスカ、ドゥダ、ワルサーの4名は30代と若手の伸び悩みが気になるところ。ボルも代表を去り、新たなスターの登場が待たれる。
ドイツ男子にとって最後の希望となったフランチスカ
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