国際卓球連盟(ITTF)は11月15日、2025年の年次総会(AGM)を締めくくり、2026年の創設100周年に向けて本格的に動き出した。
総会は5月のドーハでの開始を経て、この日はオンライン形式で実施した。
■ 新執行部が正式に発足
2025~2029年の執行理事会メンバーが確定し、5月に再選されたペトラ・ソーリング会長(スウェーデン)を支える8名の上級副会長が選出された。
アンソニー・ムーア(豪州)
劉国梁(中国)
ポール・カジェ(エクアドル)
ゼイナ・ラシッド王女殿下(ヨルダン)
ワヒド・オショディ(ナイジェリア)
ベアトリス・ロマネスク(ルーマニア)
ヴェリ・オザン・チャクル(トルコ)
ヴァージニア・サン(米国)
ソーリング会長は「卓球界は前例のない時期を通して発展を続けた。100周年に向けて改革を加速させる」と述べ、16日に新理事会の初会合を開く方針を示した。
■ 2026年は創設100周年の特別イヤー
2026年はITTF創設100周年、世界卓球選手権も100年の節目となる年である。
ITTFは総会で記念事業の概要を説明。1926年に第1回大会が開催されたロンドンに卓球が“里帰り”し、4月28日~5月10日に世界卓球(団体戦)が行われる。
会場はコッパーボックス・アリーナとOVOアリーナ・ウェンブリーで、男子64チーム、女子64チームが世界一を争う予定である。
日本卓球協会は前原正浩・ITTF副会長が退くことを機に、星野一朗・日本卓球協会副会長を候補としたが、選出されなかった。日本は荻村伊智朗・木村興治・前原とITTFの執行部に人材を送り込んでいたがこれでいったん途切れることになった。
*写真はITTF WEBより
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