5月18日、中国に続いて香港卓球協会も東京五輪・卓球競技へのエントリーを発表した。各種目へのエントリーは下記のとおり。
●男子団体
黄鎮廷
林兆恒
何鈞傑
●男子シングルス
黄鎮廷
林兆恒
●女子団体
杜凱琹
蘇慧音
李皓晴
●女子シングルス
杜凱琹
蘇慧音
●混合ダブルス
黄鎮廷/杜凱琹
●Pカード(故障時の代替出場選手)
呉柏男(男子)、朱成竹(女子)
男女チームのエースである黄鎮廷と杜凱琹はシングルス・団体・混合ダブルスの3種目に出場。そして男子シングルスの2番手には24歳の林兆恒、女子シングルスの2番手には23歳の蘇慧音がエントリーされた。
林兆恒はジュニア時代からメガネがトレードマークで、「香港の天才少年」として期待を集めた選手 。11歳で香港ジュニアチームに入った後、16歳でプロプレーヤーへの道を選択して香港チーム入り。身長は180cmまで伸び、大型の攻撃プレーヤーへと成長した。日本の卓球ファンには、2018年のITTFチームワールドカップ・男子団体準々決勝ラストで張本智和を苦しめた一戦が印象深いかもしれない。
蘇慧音はイングリッシュネームの「Minnie(ミニー)」の愛称でお馴染み。2018年世界選手権団体戦の女子団体準決勝で、丁寧(中国)にストレート勝ちして話題を集めた。こちらも169cmとアジアの女子選手としては大柄で、両ハンドの攻撃力に優れている。
香港は男子団体では左腕の何鈞傑を軸にダブルスを組み、女子団体ではTリーグの日本ペイントマレッツでもペアを組んだ李皓晴/蘇慧音がダブルス、杜凱琹が2点起用されるだろう。鉄壁のバックハンドを誇る杜凱琹を擁する香港女子は、日本女子にとっても手強い相手だ。
※写真提供:レミー・グロス
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