7月22日、小学生の日本一決定戦である「全農杯全日本選手権(ホープス・カブ・バンビの部)」、通称「ホカバ」が兵庫県のグリーンアリーナ神戸で開幕した。
今年はコロナ禍のため、男女で日程が分かれており、前半の22~23日が女子、後半の24~25日が男子で、計4日間にわたって熱戦が繰り広げられる。
初日は、女子のホープス、カブ、バンビ、3種目のグループリーグが行われ、各リーグの1位が決勝トーナメント進出を決めた。
ホープス女子の第1シードで一昨年のカブ王者・佐藤希未(TKOクラブ)や一昨年のバンビ王者の石田心美(石田卓球N+)ら、今年も上位進出が期待される強豪選手は揃ってグループリーグをトップ通過。
2階級制覇を目指す佐藤
一方、4年前のバンビ王者で、現在はホープスナショナルチームに所属する井上真夕(ALL STAR)がグループリーグで敗れ、決勝トーナメント進出を逃すという波乱も生まれた。
相手のカットに苦しんだ井上。開会式では選手宣誓も務め、地元でのラストマッチでプレッシャーもあったか
女子で注目を浴びたのは、JOCエリートアカデミーの松島輝空の妹、松島美空(田阪卓研)。バンビでは頭ひとつ抜けた実力で、昨年は1年生にして優勝は手堅いと言われていたが、大会が中止となり、兄と並ぶホカバ6連覇の夢がなくなってしまった。今年こそ優勝を果たし、5連覇へ突き進めるか。
優勝候補の松島。この怪物を止める選手は現れるのか
さらに下の妹、松島愛空(年長)もバンビに出場。リーグは2位で惜しくも突破はならず
コロナ禍ということで感染対策も徹底された今大会。選手の帯同者の数が制限され、試合の合間には2度の換気時間も設けられた。ただし、換気のために一度全試合が終わるのを待たねばならず、その影響で初日は試合がかなり遅れてしまい、19時20分終了の予定が、最後の試合が終わったのは21時20分。選手もコーチも親御さんも、運営スタッフの皆さんもお疲れさまでした。
全体的に人が少なく寂しい今年のホカバ。でも開催できるだけ幸せです
2日目の今日は、女子3種目のチャンピオンが決定する。
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