“みまじゅん”ペアが歴史に残る勝利をおさめた7月25日、神戸では小学生たちの熱いバトル、「ホカバ」こと全農杯全日本選手権(ホープス・カブ・バンビの部)の最終日が行われ、男子のチャンピオンが決定。なんとカブとバンビでは、兄弟同時優勝という快挙も達成された。
●ホープス男子
優勝:川上流星(新発田ジュニア)
準優勝:月原弘暉(常盤HS)
ベスト4:郡司景斗(スマイルTC)、伊藤佑太(イトウTTC)
●カブ男子
優勝:柴田洸(STライトニング)
準優勝:大野颯真(木下グループ)
ベスト4:木方瑛介(T.T彩たま)、長本有生(多摩スポーツJr)
●バンビ男子
優勝:柴田優星(STライトニング)
準優勝:木原寿馬(ALL STAR)
ベスト4:芝原圭吾(荒木卓球クラブ)、林田奏翔(フォレスタ)
ホープス男子を制したのは、一昨年のカブで準優勝、第2シードの川上。強烈なスイングスピードを誇るフォアドライブ、そしてサービス、レシーブ戦術の巧さが光るドライブ型で、なんと1ゲームも奪われることなくオールストレートでの優勝となった。
ホカバV4を目指した第1シードの岩井田駿斗(HZF)は2回戦でまさかの敗北。その岩井田を下し、一気に決勝まで勝ち上がったのが月原だ。決勝こそ、川上の戦術につかまり、持ち前のフルスイングが出せなかったが、今大会の主役と言っても良い素晴らしい戦いぶりとメンタルの強さを見せた。
そして、カブとバンビでは「兄弟同時優勝なるか」と注目を浴びていた柴田兄弟が揃って決勝に進出。ともに決勝でもアグレッシブなプレーを見せて主導権を握ると、先に兄の洸が優勝を決め、その直後、わずか数秒差で弟・優星も優勝。文字通りの“同時”優勝を果たし、ホカバの歴史に新たな1ページを刻んだ。
バンビに続き、カブでも優勝を狙った大野は決勝で敗退。今大会は全体的に苦しい勝ち上がりで、それでも勝負強さを発揮してなんとか決勝までたどり着いたが、最後は攻撃力に勝る柴田に敗れた。
またバンビの部の準優勝は、木原美悠の弟、寿馬(じゅま)。決勝も第1ゲームは奪ったものの、後半勝ち急いだのか、攻めのミスが続き、柴田に逆転を許した。
ツイート