WTTチャンピオンズ横浜、最終日の第1セッションは、男女シングルスの準決勝が行われた。
⚫︎男子シングルス準決勝
張本智和(日本) 4 (5,8,4,-8,8) 1 ジャー(アメリカ)
王楚欽(中国) 4 (4,5,1,10) 0 モーレゴード(スウェーデン)
⚫︎女子シングルス準決勝
孫穎莎(中国) 4 (-7,3,9,6,7) 1 石洵瑶(中国)
陳幸同(中国) 4 (-6,8,8,6,7) 1 王芸迪(中国)
張本智和(日本)はカナック・ジャー(アメリカ)に4-1で快勝し、決勝進出を果たした。
試合は序盤から張本が主導権を握った。精度の高い台上プレーと鋭いバックハンドで相手の攻撃を封じ、第1ゲームを奪取。その後も危なげない試合運びで、地元横浜の観客を沸かせた。
試合後、張本は「前回負けた相手に勝てて嬉しい。ファンからの声援がいつも以上に力になった」と感謝を口にした上で、「決勝では王楚欽に勝つために挑む。2位じゃ意味がない。優勝だけを狙って戦う」と力強く語った。
張本はUSスマッシュに続いて地元日本で初開催のチャンピオンズで決勝に進んだ
世界チャンピオンの王楚欽は今大会でも無双の強さを見せている
1ゲーム目を石洵瑶が先取、3ゲーム目まで互角の戦いを見せるが、一切隙のない孫穎莎が決勝に進出。
序盤から高い集中力を保ち、相手の変化のあるレシーブにも冷静に対応。得意のバックハンドでコースを突きながら主導権を握り続けた。試合後、孫は「全体的に自分のリズムでプレーでき、一球一球に集中できた」と振り返る。
横浜の会場には多くの中国人ファンが詰めかけ、試合中も熱い声援が飛び交った。孫は「観客の雰囲気がとても良く、力をもらえた」と笑顔を見せた。
ファンの大声援に応えるプレーで決勝に進出した孫穎莎
陳幸同が気迫のこもったプレーで、王芸迪との同士討ちに勝利。
「今年のチャンピオンズでは3大会すべてで決勝に進んだが、特に意識していたわけではない。毎試合全力で臨み、その結果が自然についてきた」と語る。
「孫穎莎の向かい側のコートに立つことは、簡単なことではない。全力を尽くして戦う」と、決勝戦への思いを明かした。
同士討ちを制した陳幸同
決勝戦は本日(8/11)17:30から開始。勝利の女神が微笑むのは誰か。最後まで目が離せない。(楊彩乃)
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