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張本智和、林詩棟との死闘を制す。WTTファイナルズで4度目の決勝へ 王楚欽は棄権

『WTTファイナルズ 香港』は大会最終日の14日、男子シングルス準決勝が行われ、日本勢で男女通じて唯一勝ち残っていた張本智和(トヨタ自動車)が登場した。

張本は、昨年の『WTTファイナルズ 福岡』準決勝でも対戦した林詩棟(中国)と、今大会でも再び準決勝で相まみえた。今回も最終7ゲーム目までもつれる大接戦となったが、張本が激闘を制し、WTTファイナルズで4度目の決勝進出を決めた。

張本は1ゲーム目、7-10から5連続得点で逆転し、幸先よく先行。続く2ゲーム目もフォアサイドへの厳しい攻撃をしのぎ切るなど、攻守に冴えを見せて連取。3ゲーム目は6-10から追いつく粘りを見せたものの落とし、4ゲーム目も10-8のリードから逆転を許して、試合は2-2のタイに。

安定感抜群のバックハンドに加え、フォアハンドでの攻撃も冴えた張本

後陣から強烈な両ハンドを放った林詩棟

5ゲーム目は張本、6ゲーム目は林が奪い合い、勝負は最終ゲームへ突入。最終ゲームは一進一退の攻防が続き8-8まで進んだが、張本がロングサービスから主導権を握って10-8とすると、最後は打球点の早い連続攻撃で11-8。攻守が頻繁に入れ替わる、コートを広く使った白熱したラリーの応酬を制し、激闘をものにした。

●男子シングルス準決勝
張本智和 10、4、−10、−10、6、-7、8 林詩棟(中国)
モーレゴード(スウェーデン) W/L 王楚欽(中国)

また、張本の試合後に行われる予定だったモーレゴード(スウェーデン)と王楚欽(中国)の準決勝は、王楚欽の棄権によりモーレゴードが不戦勝で決勝進出。決勝は今夜21時30分(日本時間)から行われ、張本はモーレゴードと対戦する。

写真提供:WTT

 

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