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中国スマッシュ、濵田一輝が快進撃!日本勢5人がシングルス3回戦へ ダブルスも3組が8強入り

中国・北京で開催中の『中国スマッシュ』は大会7日目の昨日(1日)、男女シングルス2回戦、男女ダブルス2回戦、混合ダブルス準々決勝が行われ、日本勢が各種目で熱戦を繰り広げた。

男子シングルスでは濵田一輝(早稲田大)、松島輝空(木下グループ)が登場。予選から快進撃を続ける濵田は、呉晙誠(韓国)とのフルゲームを粘り強く制し、16強入り。各ゲームとも一進一退の展開となったが、「一球多く」を信条に最後まで足を止めず、接戦をものにした。松島はフランチスカ(ドイツ)に第1ゲームを落とすも、落ち着いた試合運びで3-1と逆転し、そろって3回戦進出を果たした。

ボールに飛びつく濵田。粘り強い戦いぶりで、接戦を制した

女子シングルスでは4選手が登場し、伊藤美誠(スターツ)は朱芊曦(韓国)に1-3で敗れ、2回戦敗退。一方、大藤沙月(ミキハウス)はパヴァデ(フランス)、早田ひな(日本生命)は葉伊恬(チャイニーズタイペイ)にそれぞれ3-0で快勝し、3回戦進出。張本美和は、今年からバック面を裏ソフトからアンチに変更したヴィンター(ドイツ)に苦心の勝利。2-1で迎えた4ゲーム目は6-9から相手のフォアサイドを効果的に突いて逆転。最後はヴィンターのロングサービスを渾身のバックドライブで打ち抜いて勝負を決めた。

伊藤は終始主導権を握れず、2回戦で敗退

苦戦を乗り越え、3回戦進出を決めた張本。勝負どころで強さを見せた

張本を苦しめたヴィンター。アンチを貼るバックだけでなく、回転量と威力を兼ね備えたフォアドライブも凄まじかった

また、男子ダブルスでは、松島/戸上隼輔(井村屋グループ)がアブデルアジズ/エルベイアリ(エジプト)に3-1で勝利し、準々決勝進出。女子ダブルスでは国際ペアを含む3ペアが登場し、早田/朱芊曦(韓国)が、張本/大藤にフルゲームで勝利。長﨑美柚/申裕斌(木下アビエル神奈川/韓国)も 、縦歌曼/覃予萱(中国)に3-1で勝利し、日韓ペアの2組が8強入りを決めた。

フルゲームの熱戦を制した早田/朱芊曦が歓喜の抱擁

混合ダブルスでは、前日の2回戦で逆転勝利を収めた松島輝空/張本美和が登場し、地元・中国ペアの黄友政/陳熠にストレートで敗れ、ベスト8で大会を終えた。

なお、本日行われる日本勢の対戦は下記のとおり(すべて日本時間)

〈男子シングルス〉
13:10〜 松島輝空 vs. 梁靖崑(中国)
13:10〜 宇田幸矢 vs. モーレゴード(スウェーデン)
20:45〜 濵田一輝 vs. 陳俊菘(中国)

〈女子シングルス〉
13:45〜 張本美和 vs. 大藤沙月
21:20〜 橋本帆乃香 vs. 王芸迪(中国)
21:20〜 早田ひな vs. 王曼昱(中国)

〈男子ダブルス〉
19:00〜 松島輝空/戸上隼輔 vs. A.ルブラン/F.ルブラン(フランス) 

〈女子ダブルス〉
12:00〜 長﨑美柚/申裕斌(韓国) vs. 王曼昱/蒯曼(中国)
13:10〜 早田ひな/朱芊曦(韓国)vs. S.サウェータブット/パラナン

写真提供:WTT

 

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