11月24~27日、ドイツ・デュッセルドルフで開催された『WTTフィーダーデュッセルドルフII 2025』。全5種目で頂点が争われる中、日本勢が4種目で優勝と大活躍を見せた。
女子シングルスでは、社会人女王・赤江夏星(日本生命)がタイトルを獲得。第1シードとして出場した赤江は、2回戦のショルツ(ルクセンブルク)戦から準決勝の出澤杏佳(レゾナック)戦までの4試合を3-0で快勝し、決勝に進出。準決勝でベテランのペソツカ(ウクライナ)をフルゲームで破った20歳の左腕・金成珍(韓国)と対戦。早い打点のバックハンドで両サイドを厳しく突かれ、試合は最終ゲームにもつれたが、最後は効果的にフォアを突いて得点を重ねて勝利。『WTTフィーダー スポケーンⅡ 2025』以来、2度目のWTTシングルスタイトル獲得となった。さらに、赤江は面手凛(山陽学園高)とのペアで女子ダブルスにも出場し、見事優勝。今大会を二冠で締めくくった。

中陣からのパワフルな両ハンドで得点を重ねた赤江

女子ダブルスでは面手(右)とのペアで優勝を果たした赤江。単複二冠に輝く
男子ダブルスでは、全日学優勝ペアの濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)が抜群のコンビネーションを発揮。準々決勝でマイスナー/ハウグ(ドイツ/ノルウェー)を、決勝でアバシ/バンジャ(マルタ/インド)と国際ペアを連破して栄冠。混合ダブルスは、岡野俊介/出澤杏佳(朝日大/レゾナック)が、決勝でムラデノビッチ/ヴァラディ(ルクセンブルク/スロバキア)を3-1で下し、見事タイトル獲得を果たした。

男子ダブルスを制した濵田(右)/徳田。コートを広く使った後陣でのプレーが光った

混合ダブルス優勝の岡野/出澤
なお、各種目の入賞者は下記のとおり
〈男子シングルス〉
優勝:セイフリード(フランス)
準優勝:ジャービス(イングランド)
3位:ベルテルスマイヤー(ドイツ)、ラッセンフォッセ(ベルギー)
ベスト8:横谷晟(宮崎県スポーツ協会)
〈女子シングルス〉
優勝:赤江夏星(日本生命)
準優勝:金成珍(韓国)
3位:出澤杏佳(レゾナック)、ペソツカ(ウクライナ)
ベスト8:木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)、麻生麗名(日本生命)
〈男子ダブルス〉
優勝:濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)
準優勝:アバシ/バンジャ(マルタ/インド)
3位:村松雄斗/姜動洙(霧島整形外科病院/韓国)、カマラ/デ・ブール(オランダ)
ベスト8:坂井雄飛/横谷晟(愛知工業大/宮崎県スポーツ協会)
〈女子ダブルス〉
優勝:赤江夏星/面手凛(日本生命/山陽学園高)
準優勝:金成珍/李多恩(韓国)
3位:笹尾明日香/麻生麗名(日本生命)、崔海恩/柳是宇(韓国)
〈混合ダブルス〉
優勝:岡野俊介/出澤杏佳(朝日大/レゾナック)
準優勝:ムラデノビッチ/ヴァラディ(ルクセンブルク/スロバキア)
3位:姜動洙/李多恩、趙勝敏/柳是宇(ともに韓国)
写真提供:WTT
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