8月5〜8日にかけて、アメリカ・ワシントン州で開催されたWTTフィーダー スポケーン。日本から多くの選手が参戦し、女子シングルスで芝田沙季(日本ペイントグループ)が優勝、女子ダブルスで笹尾明日香/上澤杏音(日本生命)、混合ダブルスで英田理志/佐藤瞳(日の出医療福祉グループ/日本ペイントグループ)が頂点に立ち、男子ダブルスを含め4種目で日本勢が決勝進出と大活躍を見せた。
ベスト4を日本勢が独占した女子シングルスは芝田が優勝。3回戦でモイラント(アメリカ)とのゲームオールの熱戦を制して勢いに乗ると、準々決勝で第1シードのアクラ(インド)、準決勝では笹尾との日本対決にストレートで完勝。決勝では、佐藤を下して勝ち上がった赤江夏星(日本生命)に3-1で勝利し、WTTフィーダー オトーチェッツに続き今季2度目のシングルス優勝を果たした。
女子ダブルスでは笹尾/上澤が優勝。決勝は佐藤/芝田との日本対決となり、ゲームカウント1-2と追い込まれたが、そこから2ゲーム連取で逆転勝利。笹尾は上澤とのペアで新たなタイトルを積み上げた。
女子ダブルスを制した笹尾(左)/上澤
混合ダブルスでは英田/佐藤のカットペアが、準々決勝で坂井雄飛/麻生麗名(愛知工業大/日本生命)との大接戦を乗り越え、準決勝で韓国ペア、決勝では萩原啓至(愛知工業大)/赤江との日本対決をストレートで制して頂点に立った。
混合ダブルスで頂点に立った英田/佐藤
このほか、日本勢では、男子シングルスで吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)が2回戦で英田、3回戦で木造勇人(関西卓球アカデミー)、準々決勝で坂井と日本対決に3連勝し、日本男子最高成績のベスト4に入った。
男子ダブルスでも萩原/坂井が準決勝でコウ・ライチ/ピカルド(フランス)とのゲームオール9点の苦しい戦いを乗り越えて準優勝。決勝もゲームカウント2-0とリードし、優勝にあと一歩まで迫ったが、無念の逆転負けを喫した。
男子シングルスで4強入りを果たした吉村
なお、各種目の入賞者は下記のとおり
〈男子シングルス〉
優勝:デノドレス(フランス)
準優勝:朴奎炫(韓国)
3位:吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)、朴康賢(韓国)
〈女子シングルス〉
優勝:芝田沙季(日本ペイントグループ)
準優勝:赤江夏星(日本生命)
3位:佐藤瞳(日本ペイントグループ)、笹尾明日香(日本生命)
〈男子ダブルス〉
優勝:ベルトラン/ローラン(フランス)
準優勝:萩原啓至/坂井雄飛(愛知工業大)
3位:コウライチ/ピカルド(フランス)、ハウグ/マ・ジンバオ(ノルウェー/アメリカ)
〈女子ダブルス〉
優勝:笹尾明日香/上澤杏音(日本生命)
準優勝:佐藤瞳/芝田沙季(日本ペイントグループ)
3位:アカシェワ/トファント(カザフスタン/スロベニア)、イ・ダヘ/チェ・イェソ(韓国)
〈混合ダブルス〉
優勝:英田理志/佐藤瞳(日の出医療福祉グループ/日本ペイントグループ)
準優勝:萩原啓至/赤江夏星(愛知工業大/日本生命)
3位:N.ナレシュ/アイリーン・ヨー(アメリカ)、崔志煜/イ・ダヘ(韓国)
写真提供:WTT
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