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仲村渠功

真夏の正月 と 巡回指導

時期遅れの情報ですが、早いもので定年後6回目になる正月を今年も真夏のラテン・アメリカで過ごしました。2009年~2012年アルゼンチン、2013年コスタリカ、2014年チリです。

ここサンチャゴでも大きな花火を打ち上げ見応えがありました。国民性が出るのか1時間くらいで静かになりましたが新年の開始にあたって花火で祝賀を盛りたてました。

隣の国、アルゼンチンでは夜中の12時少し前から朝3~4時頃まで花火を上げます。コスタリカでは丘の中腹から見たサンホセ市内も小規模ながらあちこちで花火を上げていました。

日本だと「除夜の鐘」を聞きながら新年を迎え、数日間は正月気分にしたりますが、こちらでは宗教上の理由からクリスマスの方が重要で、1月1日は新年だが単なる休日で2日から通常の生活に戻ります。

又、この時期(12月中旬~2月末迄)は夏休みですが、休みを返上して練習する地域がある事に若干驚きました(日本では当たり前ですが)。

そこでこの時期を利用し、南部パタゴニア地方で巡回指導を行いました。  年間を通し1~2月の気候が良いとのことで1月7日~19日迄の指導でした。

南極に近い最南端のPunta Arenas空港に到着後、車で3時間半北上し会場のある町へ移動です。パタゴニアは強風・雪と最近では雨も多いので、雪と雨が少ないこの時期を選んでの合宿でしたが、それでも空港からの移動中、強風で車があおられる経験をしながら現地に着きました。その後も宿泊場所や練習会場でも時速100km前後の強風を受け、環境の厳しさを痛感しました。

会場の町はPuerto Natalesでここから3時間程の場所に、観光地でもあるTorres del Paine(パイネ国立公園内に或る“3本の岩峰”)を見る機会がありました。

勿論、訓練は現地の人達にとって「今まで受けた事がない厳しい内容」とのことでした。

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