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仲村渠功

その後のチリ選手

(バレンティーナ・リオス)

チリ選手団が日本での2ヶ月間の合宿を終え、はや2ヶ月が立ちました。雪の中を毎日宿舎と練習場を通った沼田市を思い出しながら今日までぐったりしていました。

3月14日帰国の途に就き、休む間もなくパラグアイの南米選手権に引き続き連続開催されたITTF(国際卓球連盟)ジュニアサーキットパラグアイ大会に参加した若い選手達。その1ヶ月後チリ・サンチャゴで開催されたITTFプロツアーにも参加し日本での訓練が試されました。
合宿でも力を付けていた将来を有望される14才女子選手のバレンティーナが、パラグアイでのカデット優勝に引き続き、チリでは21歳以下の部でも優勝しました。同世代のブラジル選手を破っての優勝は近年の南米選手には居なかっただけに、今後の活躍が一層期待されます。

5月中旬には2018年アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催される第3回ユースオリンピックのラテンアメリカ予選がプエルトリコで行われるが、是非通過してほしいと願っています。

今回の日本合宿でも以前からの指導方針を継続し、「相手より速く攻める」その為には「打球点を高くして打つ」。この基本方針を基に「サーブから、レシーブから、ラリー中から、どの様な作戦と打法で決定球に結びつけるか」を多岐にわたって練習してきました。

強い選手に勝つためには? 中国選手に勝つには? など、全く同じ考え方で練習内容を組み、意識を高く持つことの訓練を忘れないで継続できるかが楽しみなチリ選手団との強化訓練でした。

 

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