卓球王国 2024年4月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
仲村渠功

世界選手権2014

熱戦が繰り広げられた世界選手権が終わりました。日本チーム女子2位、男子3位の結果でしたが、一喜一憂しながら毎日ITTFのitTV放映で観戦していました。中国の強さが揺るぎないことも再確認できました。

関係者が今大会から何を学び、何が必要か?を分析・研究されていると思います。観戦しながら考えること多々ありました。なんと言っても「守備」が出来る選手は常にプレーに余裕があり、しかもその守備が台に近いところで出来れば、更に反撃の機会も多く自分の主戦武器で決定球が打てます。勿論、サーブで相手を崩し、レシーブでは相手の待ちを外し、3球目・4球目攻撃を有利にすることは今後も大きな課題でしょう。これらの技術の追求なくして向上があり得ないことは言うまでもありませんが、強い選手にはこの部分の違い又は勝てない選手との差を感じながら観戦できました。

ブロック技術からカウンター技術への展開・発展も更に研究の余地があります。空間、広域、打球点、スピード、回転量(無回転含め)等々の事柄を、1球のラリーの中にどれだけ組み入れて使えるかも永遠の課題ですが、用具・ルールが変わろうとこれらの基本的な考え・技術は永遠のテーマとして技術発展を観察するのが非常に楽しみでもあります。

チリは日本との時差が-12時間(夏時間)でしたが、4月26日夏時間の終了と同時にチリ全国一斉「夜0時に1時間戻し(夜11時)、通常の時差-13時間」になりました。現地時間に設定済みの電子機器(3台のパソコン、カメラ、ビデオ、時計類)を修正するのに時間が掛かりました。今までなら12時間マイナスなので日本より半日遅れ(朝と夜が逆)で修正しなくても良かったのですが、流石今回は通常生活するには修正が必要でした。

今回の世界選手権から各国選手・コーチ陣がしっかりと分析し次の世界選手権に何を持って参加するのか?新しい考えが生まれるのか?が楽しみです。 日本の大会スケジュールに合わせ生放映を観戦するのに、夜中に起きて見なければ成りませんでしたがこれでやっと通常生活に戻れます。

関連する記事