卓球王国 2024年4月22日 発売
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仲村渠功

インターネット

世にPC(Personal Computer)が出回りインターネットでの情報入手が早くなりました。物凄い勢いで発展し続ける中、高齢の僕にはついていくのが大変です。
この変化の早さとは別ですが、情報発信の道具としてブログを作成するのもやっとの思いで「月2回のペース」をいつまで守り続けることができるか?時間の問題と考えてしまうほどです。 そんな中ブログ作成も情報発信し続けると役に立つことがありました。

チリに引っ越す駐在員家族の中に、卓球がやりたくてうずうずする子供がいました。 PCで情報を検索し僕のブログを見つけ、卓球王国の関係者に僕とのコンタクトを依頼し「チリで卓球できる場所があるか?」の確認でした。
その子供と今月会う事ができ僕の指導時間帯に参加することを了解しました。練習場が確保でき地元サンティアゴの大会にも参加し、しばらく練習していなかったとのことでしたが15才以下のカテゴリーで3位入賞しました。
思いがけないブログの出会いから好きな卓球ができる事になり、これはインターネット情報の成果でした。

アルゼンチン指導時代からの指導方法の一つとしてインターネット・現地卓球連盟ホームページを活用しています。
巡回指導や国際大会での課題、反省点等 “スペイン語に翻訳した報告書”を全国の卓球関係者(選手、指導者)に発信することです。
直接指導できない人達、または既に指導した関係者にも「卓球」は奥が深く、間違った指導をしない様に(勝つ事も必要だが、技術だけが全てでないことの伝達)文章で正しく伝えながら、そして大好きな卓球を汚さないために神経を使って情報発信します。
紳士のスポーツ「卓球」に携わっている指導者・選手には、耳にタコが出来るほど“他のスポーツの模範となること、選手として人間性(品格、マナーが守れるスポーツマン)の向上、技術面、体力面、そして知識面での努力が必要”と情報発信します。
幸いチリ卓球連盟のホームページにも、僕の特別コーナーを設け情報発信しています。

http://www.fechiteme.cl/

インターネットの活用でアルゼンチン時代に発信した資料(日本語・スペイン語併記)について、アルゼンチンの後コスタリカでの指導時に、現地友人達からスペイン語版での本の製作を勧められ「チャンピオンへの道(副題:良い事は良い、悪い事は悪い)」が出来ました。

日進月歩改良されるPCの世界だが、今後もインターネットを有効に活用したいと思います。

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