11月4日よりドイツ・フランクフルトで開催中の『WTTチャンピオンズ フランクフルト2025』。6日からスタートした男女シングルス2回戦が終了し、ベスト8が出そろった。
日本男子では7日に張本智和(トヨタ自動車)と松島輝空(木下グループ)が登場。張本は地元開催で上位進出を狙うオフチャロフ(ドイツ)と対戦したが、1-3で敗れた。オフチャロフの多彩なサービスにレシーブが甘くなり、強烈なバックドライブにブロックでしのぐ展開が続き、なかなか主導権を握れなかった。張本は前週のWTTチャンピオンズ モンペリエ大会に続き、2回戦敗退となった。

力強いバックドライブで得点を重ねたオフチャロフ

ややプレーが消極的に見えた張本。2回戦敗退となった
一方の松島は、初戦でヨルジッチ(スロベニア)に快勝し、勢いに乗るジャー(アメリカ)を相手にストレート勝ち。日本男子唯一の8強入りを果たした。

着実に実力を上げている松島。次戦では、張本に勝利したオフチャロフと対戦する
女子では早田ひな(日本生命)、伊藤美誠(スターツ)、張本美和(木下グループ)の3選手が7日の2回戦に登場し、いずれも勝利して準々決勝へ駒を進めた。
早田は李恩惠(韓国)の粘りと強打に苦しむ場面もあったが、取りこぼすことなくストレート勝ち。伊藤は、初戦でスッチ(ルーマニア)との欧州対決を制して勝ち上がったポルカノバ(オーストリア)に競り合いながらも3-1で勝利。得意の強打で相手の動きを見ながら的確にコースを打ち分ける冷静さが光った。張本美は、モンペリエ大会で準優勝を果たしたバック面アンチのヴィンター(ドイツ)を3-1で退けた。

的確なコース取りを見せた伊藤
なお、日本選手の準々決勝の対戦カードは以下のとおり(※すべて日本時間)。
20:00〜 早田ひな vs. A.ディアス(プエルトリコ)
20:40〜 松島輝空 vs. オフチャロフ(ドイツ)
26:30〜 張本美和 vs. ゴーダ(エジプト)
27:50〜 伊藤美誠 vs. ハン・イン(ドイツ)
写真提供:WTT
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