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WTTチャンピオンズ フランクフルトは林詩棟と王曼昱が優勝!

11月3〜10日にかけて、ドイツ・フランクフルトで開催されたWTTチャンピオンズ フランクフルト。10日、男女シングルス決勝が行われ、王者が決定した。

〈男子シングルス〉
優勝:林詩棟(中国)
準優勝:シェルベリ(スウェーデン)
3位:モーレゴード(スウェーデン)、林昀儒(チャイニーズタイペイ)

男子シングルスは、林詩棟(中国)が決勝でシェルベリ(スウェーデン)を4-1で下して優勝。林詩棟は、コンパクトなスイングの両ハンドで、前陣ではシェルベリの攻撃にブロックで柔軟に対応し、機を見て台から距離を取ると後陣から回転量豊富なドライブを打ち込んで得点を重ね、危なげなく勝利を収めた。

コートのどこからでも回転量豊富なドライブを打ち込んだ林詩棟

準優勝も、大きなインパクトを残したシェルベリ

林詩棟は、WTTコンテンダーアルマトイ、WTTチャンピオンズ マカオ、チャイナスマッシュ、WTTコンテンダー マスカットでも男子シングルスで優勝。今回が、2024年のWTTシリーズの男子シングルス5度目のタイトル獲得となった。

24年のWTTシリーズ男子シングルスで5度目の頂点に立った林詩棟

 

〈女子シングルス〉
優勝:王曼昱(中国)
準優勝:王芸迪(中国)
3位:張本美和(木下グループ)、陳幸同(中国)

女子シングルス決勝は、23年WTTチャンピオンズ フランクフルトと同一カードとなり、同大会で0-4で王芸迪(中国)に敗れて準優勝に終わった王曼昱(中国)が4-2で勝利し、リベンジVを果たした。

パリ五輪後の国際大会で初のタイトル獲得となった王曼昱

決勝での勝負所となったのは、2-2で迎えた5ゲーム目。序盤で王芸迪に1-6とリードされ、中盤でも4−8。しかし、「サービスを少し変えた」という王曼昱が1点差まで迫ると、ここで王芸迪がタイムアウト。

しかし、流れは変わらず王曼昱が11-8でゲームを奪うと、続く6ゲーム目も連続で奪って勝利を決めた。

王曼昱は同士討ちに3連勝し、頂点に立った

王芸迪は5ゲーム目のリードを活かせず、準優勝

写真提供:WTT

 

 

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