埼玉・サイデン化学アリーナで開催中の後期日本リーグは全日程が終了。最終日の今日は男女1部の2試合ずつが行われ、男子は東京アート、女子は中国電力が全勝で優勝を果たした。
【男子1部】
1位:東京アート(7勝0敗)
2位:愛知工業大(5勝2敗)
3位:協和キリン(5勝2敗)
4位:日鉄物流ブレイザーズ(4勝3敗)
5位:シチズン時計(3勝4敗)
6位:クローバー歯科カスピッズ(2勝5敗)
7位:信号器材(2勝5敗)
8位:日野自動車キングフィッシャーズ(0勝7敗)
男子1部は第6戦までを終えて6戦全勝の東京アートと5勝1敗の愛知工業大が最終戦で優勝をかけて対戦。東京アートはトップでベテランの小西(旧姓・吉田)が奮起。10月の全日本総合団体で敗れていた曽根に対し、大技・小技を織り交ぜたプレーでどんどん自分のペースに持ち込んで3-0でリベンジ。2番でも村松が田原を完封すると、東京アートは坪井/上江洲が髙見/曽根に1ゲームを先行されながらも逆転で勝利を収め、2019年後期以来の日本リーグ優勝を果たした。
最高殊勲選手賞は大一番の愛知工業大戦での勝利も含め、7戦全勝の活躍を見せた小西。東京アートの大森監督も「ぼくも他の選手も、普段の練習を見ていたら、あれくらいはやると思っていた」と信頼を置いたが、驚異の40歳がエースの働きを見せてチームにタイトルをもたらした。また、大森監督は今期単複に出場し、ラストで3勝をあげる活躍を見せた坪井の働きも讃えた。
【女子1部】
1位:中国電力(7勝0敗)
2位:サンリツ(5勝2敗)
3位:昭和電工マテリアルズ(5勝2敗)
4位:十六銀行(4勝3敗)
5位:神戸松蔭女子学院大(3勝4敗)
6位:デンソー(3勝4敗)
7位:エクセディ(1勝6敗)
8位:百十四銀行(0勝7敗)
女子は前期最終戦で敗れて優勝を逃した中国電力が快勝を続けて王座奪還。最終戦まで6戦全勝、さらに落としたマッチはわずかに1。最終戦がどのような結果でも得失マッチで追いつけるチームがいない圧勝だった。昭和電工マテリアルズとの最終戦では前半で2点を落とすも、3番のダブルスから逆襲。4番では中国電力・松岡監督が「この1年で大きく成長した」と語った井が田口をストレートで下すと、最後は宋が牛嶋のカットを撃ち抜き、逆転勝利。快勝に次ぐ快勝から最後は劇的な逆転勝利で中国電力が昨年の後期大会以来の優勝を飾った。
前期・後期の結果を持って、12月に行われるJTTLファイナル4進出チームも決定。男子は愛知工業大、東京アート、協和キリン、日鉄物流ブレイザーズ、女子は中国電力、昭和電工マテリアルズ、サンリツ、十六銀行が年間王者をかけてファイナル4に挑む。
ツイート