4月2~7日にかけて、クロアチア・バラジュディンで開催されたWTTフィーダーバラジュディン。日本からは男子3選手、女子6選手が同大会に出場し、シングルスで大藤沙月(ミキハウス/上写真)が優勝を果たした。
【女子シングルス】
優勝:大藤沙月(ミキハウス)
準優勝:李恩惠(韓国)
3位:横井咲桜(ミキハウス)、ディアコヌ(ルーマニア)
予選から出場した大藤は、3戦快勝で予選を突破すると3回戦では東京五輪団体銅メダルの李皓晴(香港)、準々決勝では曾尖(シンガポール)と実力者を退けて決勝へ勝ち進んだ。
決勝では上澤杏音(香ヶ丘リベルテ高)、芝田沙季、横井咲桜(ともにミキハウス)と日本勢を連破して勝ち上がった李恩惠(韓国)と対戦。
身長172cmと長身の李恩惠のパワードライブに手を焼いたが、ゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目はフォアへのコース転換やバック対バックのラリーで強さを見せて11-8でゲームを奪取。続く4ゲーム目は一進一退となるも、要所で思い切りの良いバックドライブが決まり、ゲーム連取で優勝を決めた。
大藤は女子ダブルスでも横井とのペアで頂点に立ち、二冠を獲得した。
その他、日本勢では男子ダブルスに出場した横谷晟/岡野俊介(愛知工業大/朝日大)が準々決勝で黄鎮廷/何鈞傑(香港)を破り、3位入賞と健闘した。
また、男子シングルスでは決勝で安宰賢(韓国)との激闘を制した黄鎮廷(香港)がWTTフィーダーシングルス初タイトルを獲得。
決勝では、ゲームカウント1-2で迎えた4ゲーム目、黄鎮廷は5-10からマッチポイントを5回しのいで13-11で逆転すると、最終ゲームでも8-10から4点連取。計7度のマッチポイントをしのぐ驚異的な粘り強さを見せて、見事優勝を決めた。
【男子シングルス】
優勝:黄鎮廷(香港)
準優勝:安宰賢(韓国)
3位:馮翊新(チャイニーズタイペイ)、K.カールソン(スウェーデン)
【男子ダブルス】
優勝:ドール/ボウロッサ(フランス)
準優勝:ギル・ミンソク/パク・ギュヒョン(韓国)
3位:横谷晟/岡野俊介(愛知工業大/朝日大)、バン/ぺテク(クロアチア)
【女子ダブルス】
優勝:大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)
準優勝:朱成竹/李皓晴(香港)
3位:呉詠琳/林依諾(香港)、A.ヴェグジン/K.ヴェグジン(ポーランド)
【混合ダブルス】
優勝:K.カールソン/シェルベリ(スウェーデン)
準優勝:パン・コーエン/ウォン・シンル(シンガポール)
3位:黄鎮廷/杜凱琹(香港)、ピスチェイ/バラゾバ(スロバキア)
写真提供:WTT
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