ITTFワールドツアーに代わって2021年よりスタートするWTT(ワールドテーブルテニス)。その第1戦としてカタール・ドーハで行われる「WTTコンテンダー(予選:2月28日~3月2日、本戦:3月3~6日)」と「WTTスターコンテンダー(予選:3月6~7日、本戦:3月8~13日)のエントリー選手、大会方式の詳細が国際卓球連盟(ITTF)から発表された。
先に開催されるWTTコンテンダーには、現時点では日本から男子が張本智和(木下グループ)、宇田幸矢(明治大)、森薗政崇(BOBSON)、田中佑汰(愛知工業大)、吉田雅己(栃木県スポーツ協会)、濵田一輝(愛工大名電高)の6名、女子は伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、大藤沙月、横井咲桜(ともに四天王寺高)に、開催国の協会が推薦した選手に与えられるワイルドカードで石川佳純(全農)と平野美宇(日本生命)がエントリー。その後に行われるWTTスターコンテンダーには上記のメンバーに加えて、男子は、開催国の協会が推薦するワイルドカードで丹羽孝希(スヴェンソン)と水谷隼(木下グループ)がエントリーとなった。
2大会に出場する主な海外選手は下記のようになっている。
●男子:許昕(中国)、カルデラノ(ブラジル)、林昀儒(チャイニーズタイペイ)、ファルク(スウェーデン)、張禹珍(韓国)、オフチャロフ(ドイツ)、鄭栄植(韓国)、フランチスカ(ドイツ)、ピッチフォード(イングランド)、ゴーズィ(フランス)、アルナ(ナイジェリア)、李尚洙(韓国)、ガルドス(オーストリア)、フレイタス(ポルトガル)、荘智淵(チャイニーズタイペイ)、サムソノフ(ベラルーシ)、K.カールソン(スウェーデン)、グルーツ(デンマーク)、ヨルジッチ(スロベニア)、アチャンタ(インド)、プツァル(クロアチア)、ワン・ヤン(スロバキア)
●女子:孫穎莎(中国)、劉詩雯(中国)、鄭怡静(チャイニーズタイペイ)、馮天薇(シンガポール)、田志希(韓国)、徐孝元(韓国)、ハン・イン(ドイツ)、陳思羽(チャイニーズタイペイ)、スッチ(ルーマニア)、エーラント(オランダ)、リリー・チャン(アメリカ)、ペソツカ(ウクライナ)、サマラ(ルーマニア)、メシュレフ(エジプト)、チャン・モー(カナダ)、ミッテルハム(ドイツ)、Su.サウェータブット(タイ)、シャン・シャオナ(ドイツ)、A.ディアス(プエルトリコ)、P.ゾルヤ(ドイツ)
これまでのITTFワールドツアーにあてはめるとWTTコンテンダーがレギュラー大会、WTTスターコンテンダーがプラチナ大会にあたる位置づけ。WTTコンテンダーでは、男女それぞれ32名ずつ、WTTスターコンテンダーでは男女それぞれ48名ずつが本戦を戦う。本戦に出場できるのは世界ランキング上位のシード選手、予選ラウンドを勝ち上がった選手のほか、ワイルドカードとして開催国の選手数名。WTTスターコンテンダーではユースノミネーションとして、推薦された若手選手も本戦に出場できる(今回は通常のノミネーションを採用)。
また、今回のWTTは久しぶりに世界各国から多くのプレーヤーが参戦できるイベントということで、賞金も増額。WTTコンテンダーでは200,000ドル、WTTスターコンテンダーでは400,000ドルの総額600,000ドルとなっている。
賛否両論を集めるWTTだが、その船出やいかに。
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